【魔入間】魔界に愛された少女５【愛され・逆ハー】 (ページ17)

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貴女side

私の下でいっぱい難しそうなことを考えてるせんせーを見るのは楽しい。

おちょくるのも楽しい！

いつもはいっぱい頭をこねくり回してその難しいことを解ろうとするけど、今はいいかなって考えるのをやめちゃった。

私、番人なのに。

背徳感にまたくすくす身体を揺らして、せんせーの心臓の音を聞く。

どくどくどくどくどくどく

『せんせー心臓はやいね！』

ダリ｢…。｣

ムギュ

『ふぎゅぅ』

なんでかわかんない、というか知ろうともしてないけど真顔になった先生に鼻をつままれた。

私は今とくり、とくり、って鳴る優しくて甘い音が聞きたかったけど、

『でもせんせーが私のことすきすきだいすきー！って言ってるみたいで好き！！』

ダリ｢あ"あ"ーー！！僕1人で耐えてるの本っ当に偉い！！良く頑張ってるよ僕！！！！｣

急に顔を覆って叫び出したせんせーもかわいい！

あー、でも

『ここにメビウスもいたらよかったのにね〜！』

わたしの言葉にピタリと叫ぶのをやめたと思ったらしきぶとん兼せんせーがゆれる。

やがて意を決したように手の隙間からブラウンの瞳がみえた。

ダリ｢…メビウス？メビウスって…あの｢淵源のメビウス｣を探しに来たの？｣

『？そーだよぉ！いずみ放ってどっかいっちゃって、きょーしつ気にかけてたからバビルス(ここ)かな〜って！』

経緯言うのもめんどくさいけど、せんせーだからね、とくべつにおしえちゃろ！

『でも私まで出ようとしたら向こうの方からぶわ〜！！ってモヤがよってきて私に入ってきてさぁ〜？

手ぇかけて穴もぐるまで、私の中は綺麗だったんだけどね〜！』

いっぱい喋ってつかれたー！って話を締め括ったらせんせー、今度こそ本当に顔全部かくしちゃった。

あれ？耳青いね。さっきまでおいしそうな魔りんご色だったのに。

ダリ｢……ッスウーーーー。

授業中断!!!!教員今すぐ集合!!!!!!!｣

部屋に漂ってたわたしの澱みを打ち消す魔力圧で、せんせーの拡張魔術付きの大声ががっこー全土に届く。

『ワオ、、もっと私の耳を労わって〜。』

最近わたしのこまく頑張りすぎじゃない？有給いる？

ああごめんうちそういう制度取り入れてないんだったわ。25時間勤務の違法労働ー！！！！

『ひゃ〜！ブラック企業ー！！！』

ダリ｢呑気なもんだね君(元凶)は！！！！！！｣

ずっと叫んでるね？喉だいじょぶそ？

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