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Noside
魔歴準備室
人気のない準備室の奥にあるソファの上、2つの影が揺らめいていた。
『ダリせんせー、どーしてここにいるんですか〜?』
ダリ「…Aちゃんがここに来たんだよー、、」
甘く体の芯に響くような声が鼓膜を揺らす。
『んー?それもそっか〜!知ってた〜!』
ダリ「ご機嫌だね〜…、、」
壊れやすく脆い水晶玉を扱うように大きな下の影に覆い被さる小さな上の影。
『ひさしぶり?ってほどでもないか!でもせんせーの顔見るのは久しぶりかもー!』
きゃー!とはしゃぐ姿は年相応よりも幼げで言動もどこか抑揚がなくそそっかしいのに、言い表せぬこの艶っぽさは何故だろうか。
ダリ「そうだね、あのね、Aさん、」
『やーだー。Aちゃんがいいー。』
ダリ「ん、Aちゃん、僕は全然嫌じゃないんだけどそろそろ」
かぷりともはぷりとも取れぬ柔らかい音が下から鳴る。
ダリ「ぁ”」
『ひゃー!せんせーの耳真っ赤ー!』
おいし♡と耳を唇で食みながら囁く少女の色香は計り知れない。
ダリ「ッ〜!!ほんとに君は、僕が教師であることに感謝してよね!!」
『やー♡!せんせー怒ったー!』
くちくちと耳を舐りながら喜声をあげる女の悪戯に己を自制する男の苦難は計り知れない。
《ことは女____________……Aが目覚め、
Aがソファにダリを引き入れて馬乗りになった。
以上。》
《一応彼の名誉の為に記載しておくが、彼はこの間一切Aの身体に自分から触れる真似はしていないしAを上から退かそうと画策もした。
が、悪周期で魔力操作がおぼつかず身体強化も出来ていない身体に触れた時に「あ、下手に触ったら死ぬ」と判断しあえなく断念したのだ。
スライムにも負ける魔獣にも負けるか弱き否、か弱すぎるいのちの保護にはやむを得ない判断だった。
(※ちなみに今栄養失調でまともに生命活動も維持できない身体はメビウスの手により保たれている。)》
ダリ「ね、ぇ、せめて、他の先生にも、さぁ!連絡しなきゃ、!だから、!」
男の必死の懇願に耳を這う舌を止める少女。
『ん〜〜、
やー、だ〜♡』
耳を這うのはやめ今度はちゅちゅと鼻や瞼に唇を落とす。
ダリ「も”ぉ〜〜!!!!可愛いんだからぁ〜!!!!」
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耳への口付けの意味…誘惑
鼻…愛玩
瞼…憧れ
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お茶漬けモドキ(プロフ) - ひのやさん» 了解しました!ありがとうございます! (4月25日 8時) (レス) id: d14560e55c (このIDを非表示/違反報告)
ひのや(プロフ) - お茶漬けモドキさん» できたと思います! (4月25日 8時) (レス) id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
ひのや(プロフ) - お茶漬けモドキさん» おけです!少し見てきますね! (4月25日 8時) (レス) id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
お茶漬けモドキ(プロフ) - ひのやさん» こちらこそすみません💦続けてお手数お掛けしますがXのDMを公開して頂くのは可能ですか?設定から機能を選択できると思います。 (4月25日 8時) (レス) id: d14560e55c (このIDを非表示/違反報告)
ひのや(プロフ) - お茶漬けモドキさん» あっ👉🏻👈🏻💦すみません!ありがとうございます。アカ名了解です。 (4月25日 8時) (レス) id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひのや | 作成日時:2023年12月20日 0時