合理的虚偽 ページ6
緑谷君はまた、さっきと同じように個性を使うのだろうか
相澤先生に止められることはないだろう
でも、多分……彼の個性は時々爆発的な威力のデメリットか体が腫れたりひどい内出血を起こしている
入試の時、彼は倒した巨大ロボットを
しかし彼は気絶していた
スパン
風を切る音が聞こえた
みんながそれを見て驚いていた
「先生……！」
「まだ………動けます。」
指先の一点だけに集中させて爆発的な威力を繰り出したのか、凄いね
「やっと、ヒーローらしい記録出したよー！」
賞賛の声やら、疑問の声やら
みんなが騒いでいる
なんか雄英に来てから騒いでいるところしか見ていないや
そして一番驚いていたのは緑谷くんによくつかかっている金髪の彼だった
爆発させている人だよね、確か
「どーいうことだ！こら、ワケを言えデクてめぇ！！！」
「うわぁぁぁ！！」
彼は緑谷くんに殴りかかる
そんなに緑谷君のことが気に入らないのか
パンチは緑谷くんに繰り出されることはなく
ブワッ
間に風が吹き抜けて進めなくなっている
「君さ、そうやっていちいち人を殴りかかろうとして疲れないんだね。」
「どけ！お前なんかに用はねぇんだよ！！！」
それもそうだ、私が個性を使って彼を進めなくしているから
「ふぁ〜、君が見ているのは紛れもない現実だろう？道化師が見せているような化かした夢でもあるまい。」
あくびがまた出そうだ
誰かの笑う為以外にこの個性を使うのは退屈だから
「相澤先生に後はよろしくお願いするよ。」
私は風を操るのをやめて
相澤先生に目配せした
「ワケわかん『んぐぇ！』」
相澤先生が彼に布を巻き付けている
特殊な布かな
「ったく…道化も俺に簡単に投げるな。俺に何度も個性を使わすなよ…」
「すみませんね、先生。」
「俺はドライアイなんだ。」
かっこいい顔してそれは言うことではないだろう
こうして入学初日の個性把握テストは
八種目全部を終えた
「トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括開示する。」
除籍はされないだろうが、イマイチぱっとしない成績ばかりだった
私もまずいかな、それなりに
「ちなみに除籍はウソな。」
緊迫されていた雰囲気の中言われた唐突な言葉
「君らの最大限を引き出す合理的虚偽。」
そしてその理由もたいがいだ
聞いたとたんその場にいた生徒たちはみんな
驚きの声をあげた
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のどか(プロフ) - コメント気軽にどうぞ〜 (2016年4月24日 16時) (
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作者名：のどか | 作成日時：2016年4月20日 3時
