【ヴィランズの手下】邪悪な蛸さん (ページ1)

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「やっと来れた！！私ずっとリクルーティング見たかったんだよねー！！」

亜希「去年からずっと言ってたもんね。『なんで教えてくれなかったの?!私がこういうの好きだって分かってるくせに！！！』って」

「それは本当でしょ？私がどの作品でも悪役が好きだって亜希が1番分かってるじゃない」

亜希「はいはい、すみませんでしたねー」

「もー！！でもこうして一緒に来てくれたから許す！！」

亜希「何言ってんのよ。当たり前じゃない。私が何年Aの親友やってると思ってんの？」

「ふふっ、いつもお世話になっておりまーす！
あ！そろそろ始まる！並ぼ！！」

亜希「こら！走らないの！すっ転ぶわよ！」

「大丈夫ー！ほら、早く早くー！」

亜希「もー！待ちなさい！」

私達は騒ぎながらも、レッドカーペットが敷かれている会場に並ぶ。

ディズニーハロウィン。

普段は禁止されている仮装が許される時期。

私は海の魔女アースラをイメージした服装。

亜希はジャックスパロウに憧れているためThe海賊みたいな服装。

それぞれ楽しみながらパーク内で写真を撮りあい、小さな女の子に一緒に写真を撮りたいとせがまれる程今日の服装は私達に合っていたらしい。

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亜希「すっごい人集りね…」

「そうだね…それにしてもさっきの女の子可愛かったね！」

亜希「それな！『わー！！アースラとジャックスパロウだー！！カッコイイー！！』なんて言われたらニヤけるしかないわ」

「わかる。あの子天使みたいだった…はっ、もしかして天使みたいじゃなくて、本物の天使だったとか…？」

亜希「何馬鹿なこと言ってんのよ。夢の国なんだから天使なんてそこら中にいるわよ」

「そうだった！亜希ってば天才じゃん！」

亜希「そうでしょう？もっと褒めていいのよ」

わー！！亜希すごい！天才！美女！と褒めに褒めちぎっていたら、周りがざわめきだした。