推し様の夢を見たい (ページ6)

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ユサユサ

…まだ寝ていたいのに

ユサユサユサ

ちょっとやめてよ

ユサユサユサユサ

『あぁもう！一体なん……へ…』

思いっきり目を開いてやると鼻息がかかりそうな程の距離に顔面偏差値が恐ろしく高いキムテヒョンが四角い口で笑っているではないか

TH「やっと起きた！」

距離感というのを知らないのかな？
そのまま喋り続けるのは良くないと思う

頭の中では普通に話しているのに実際には息を止めてしまっている

TH「おーい」

構わず手を振りながらこちらを見る彼に対し、離れてくださいと念を送ることにした

…おっと…もう酸素が足りなくなってきたよ……

暫くしてやっと分かったのか顔が離れていった

『っはぁ…！危なかった……』

TH「わ、ごめんね！大丈夫？」

『大丈夫です、大丈夫…ご心配なく！』

やっとの思いで身体を起こして周りを見渡した

…この間の夢と同じ場所だ！そう夢！

TH「嬉しそうな顔している所悪いけど…変なこと聞くね、君がここに連れてきたの？」

私にとっては夢だけど、もしかすると相手からしたら
ここは現実になるのかな

え…知らない女の人と2人きりってこと？

やだそれ怖い！！

『あ、あはは…連れてこれるわけないじゃないですか』

TH「ふーん、そうだよね。寝ていたし」

なんで夢の中なのにこんな状況になるのかな…もっと色々あるでしょうよ

イチャイチャしちゃう夢とか！イチャイチャとか！イチャイチャ

TH「なら俺達一緒に連れてこられちゃったってわけだ？ついてないね～」

『え、はい…そう…なりますね』

騙しているわけじゃないのになんだろうこの罪悪感

でもイチャイチャする夢よりこっちの方が現実の推し様って感じがするから、何だかいいような気もしてきた