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HS「そういえば、おいくつなんですか?」
『実は、94lineなんです』
HS「え!まさか同じだったなんて。不思議な感じがしますね」
『私の自慢のひとつだったりします!年齢はクサズと同じなんだ〜って』
あれから明るいホソクさんのおかげで話が盛り上がっていった
……ひたすら私が防弾少年団の好きなところを言ったりしていたのだけどね
HS「同い歳なら折角だから敬語もやめて、呼び方も変えませんか?」
『お、恐れ多いです…!!』
HS「…駄目でした?」
ちょっとしょんぼりした感じ出すのやめてよ〜!!!
可愛いな!!ごめんね!!
『い、いえ…えっと大丈夫、だよ!』
HS「良かった!じゃあAちゃんって呼ぼうかな」
推しから名前を呼ばれる時の破壊力よ
何度体験しても心が暴れる
『なら私はホソク、くん?』
HS「…うん、そうして!」
口をハートの形にして言葉を返してくれる彼
ああ…浄化されそう…
こうして喜んで貰えるなら
勇気を出して呼んでよかったかも
ジミンくんの時に学ぶことが出来たもんね
よくやった私!
それから暫くして
何気なく気になっていたことを思い出した
『あ、そうだ。ちょっと聞いてもいいかな』
HS「どうしたの?」
『私が目覚めた時、なんで手を重ねていたのかなって』
悩むような素振りを見せるものだから変なことを聞いてしまったのかと焦ってしまう
『あ、いや、本当に何となくだったらいいからね!』
HS「実はね…1度Aちゃんの手に触れた事があるんだ、覚えてる?」
『え?』
…夢にホソクくんが出てきたのは初めてなはず
でも私の手に触れるのは2度目だったってこと?
カチ、
本当、毎回なんてタイミングなの!!
時計の針の音に気を取られていると優しく両手で手を包み込まれ、心臓の音がうるさくなる
HS「…これで三度目」
『ほそ、く…くん?』
HS「また会えたら、こうしてAちゃんに触れることが出来たら嬉しいな、なんて」
その言葉を最後に目の前にいるホソクくんが歪んで見えなくなった
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作者名:翠音 | 作成日時:2020年9月16日 22時