第18話 ページ20
Aside
「しゃーないなぁ…俺が四ッ谷ちゃんのお兄ちゃんになったろ!」
「あれ?いいんですか?では、」
とまで言わしてくれたが
「待て待て、そこは、断るところやで?」
「え、いや…私の兄になってくれるって言うからつい…」
「実は、甘えん坊さん?」
「それは、どうだか…私にも分かりませんね。」
という感じで義兄?近所に住んでいるお兄ちゃん?として仲良くなった。あれから毎日一緒に食べるようになった。そして、現在は、と言うと…
「じゃんけんぽん……あっち向いて〜〜〜ホイ!」
「あぁ!もう、また負けた!!!」
「飲みもん、よろしく〜〜」
「分かりました。いつも通りでいいですよね?」
「うん、それで頼むわ。」
と言われていつも通り飲み物を買いに行く。
今日の合わせて通算442戦中2勝440負……惨敗ですよ。私が弱いだけかもしれないがとでも強いです。ついでにあの2勝は、あいこが何回も続いての毛利さんが諦めての勝利である。この時はと言うと一緒に自販機まで行きましたよ。場所が分からないからとかなんだとか…
そして、自分用のお茶と毛利さんの炭酸系のを購入して、毛利さんが待っている第3理科室の準備室に戻る。これが私の『いつも通り』
やっぱり、寂しいものは、寂しい…それを察したのか毛利さんがニヤニヤしながら
「四ッ谷ちゃん、俺が卒業するの寂しいんか??」
と聞いてくる。
適当に返事したいと思った。ここまでウザイ聞き方するとは、思わなかった。だが
「勿論ですよ。楽しく昼ごはんを食べていたのに毛利さんが卒業すればひとり飯になる。死ぬほど暇そうで嫌ですよ。」
さすがに分かっていたとはいえ3月から朝昼晩全てひとり飯になるのはきつい。ご飯の時間だけ誰かと喋ったりしていて、色付いていた世界だ。それが急にモノクロの世界になるのだ。耐えれるのか心配で仕方ない。
「今日はえらい素直やな!可愛らしいやっちゃ…よっしゃ、俺の卒業記念にどっか遊びに行こうや!妹よ!!」
「受験、ちゃんと受かってくださいね
それから行きましょ…」
「明日、土日やろ?その時でもええんやで??」
「その日の土日は、予定が詰まってるので無理です。絶対に外せませんし…」
「じゃあ、しゃーない。受験終わるまで待っとってや?」
「勿論、待ちますよ。の前にこれどうぞ…」
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越前love - 更新頑張ってくださいね!!若とつるんでるのもいいね!!!面白いね!! (2021年5月2日 19時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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