第13話 ページ15
Aside
「いやぁ〜…待たしてもてごめんなぁ〜」
「別に構いませんよ、今日は、運良く暇潰しの相手をしてくれる子がいましたし…」
「なら、良かったわ〜。お兄ちゃん心配して損したわ〜」
「………貴方は、いつから私の兄になったんですか?」
「初めて、会った時から」
顔の周りに花がいっぱい咲くような明るい笑顔で答えられた。
「ですよねぇ〜…はぁー……」
「デカいため息やな…お兄ちゃんが相談乗ったろ!!!」
「実は…“ 私の兄 ”がアホすぎて将来心配なんですよ…」
勿論、ここでの『私の兄』は、毛利さんのこと
「へぇ〜…そうか、そうか…って俺の事やないかい!!」
「それ以外誰がいると思いですか?」
「四ッ谷ちゃん、辛辣!!!」
そして、ここは、第3理科室の準備室…
私の部室…考古学研究会の部室……の隣の準備室でお昼ご飯なう!毛利さんは、二段弁当に購買パン…私は、焼きおにぎりを3つ…
最近、焼きおにぎりが作られるようになってからずっと作っては、食べてる…うん、今日も上手くいった、美味しい。これで焼きおにぎりマスターした。次、何を作ろうか…毛利さんの好きな食べ物でもマスターして見ようか…
「毛利さん、好きな食べ物ってなんですか?」
「俺の好きな食いもん?親子丼と野菜天丼が好きやで〜…まさか、四ッ谷ちゃん作ってくれるん?」
「毛利さんには、作りません」
「えぇー…作ってくれへんの〜」
「毛利さん以外の人に振る舞います…」
「俺は、Aをそんな風に育てた覚えは、無いで〜…」
「当たり前ですよ…まず、育てられた覚えありませんから…」
「ちぇー 、ケチ、ドケチ!!」
「なんとでも言いやがれ……です……」
毛利さんとは、こんな茶番をよくする仲である。たまにだけど親しみを込めて『お兄ちゃん』や『おにぃ』などと言ってみたりするから仲は、良い方なはず…人前では、絶対に言わないけど。
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越前love - 更新頑張ってくださいね!!若とつるんでるのもいいね!!!面白いね!! (2021年5月2日 19時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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