" 黒尾鉄朗 " ページ6
.
「 なーにやってんのAちゃん 」
「 んー?みんなのデータまとめてる 」
「 ひょぇえ、頑張りまネェ 」
' さすが我がマネージャー '
そう言う鉄朗は私の作業を見るように
机に肘をつけて頬杖をつくる。
そんなに見られたら
集中出来ないんですけど、鉄朗さん。
一旦手を止めて
手のひらでパシッと鉄朗の顔を掴み
「 そんなに見るなッ。」と言って
テレビの方に顔をむける。
「 彼氏の俺よりデータが好きですか 」
くるっとすぐに私の方に顔を向け
いかにも不機嫌そうにむすっとした鉄朗。
「 お家デートですることじゃないと思います 」
「 ごもっともです 」
「 分かっているなら今すぐ俺にちゅうして下さい 」
「 …………。」
' 無視かコノヤロー '
そう言って自分の手で
私の頬をむぎゅうと寄せて、
アヒル口にした鉄朗は満足そうに笑っていた。
「 いひゃい 」と言えば
「 おう、可愛いな 」となんとも会話が成り立たず。
ゆっくりと手を離した鉄朗に、
「 もう終わるからッ!」と言って
頭をわしゃわしゃと撫でる。
「 んー、やっぱり終わらせなくていいわ 」
そう言った鉄朗は
後ろからぎゅうと私の腰に腕を回して
自分の方にぎゅ、と優しく引き寄せた。
耳にかかる息がくすぐったい。
「 このうなじ、何回見てもたまんねぇな」
後ろからうなじに舌を這う鉄朗。
びく、と反応する私を見て、
「 ほら、データ間違うなよ 」と
いたずらっぽくニヤリと笑った。
「 ま、鉄朗…ッ。」
「 んー?なぁに?」
「 も、や、…ッ!」
私の言葉を遮るように、
無理やり私の顔を自分の方に向かせて
荒々しいキスを落とした鉄朗。
目をうっすら開けると
色っぽく男の顔になってる鉄朗が目に移り、
不覚にもドキッとして。
鉄朗のキスは嫌いじゃない。
だから自分から鉄朗を求めるように
何度も何度も鉄朗に噛みついた。
「 なーに可愛いことしてくれちゃってんの 」
「 ほら、手ぇ、止まってるケド? 」
「 …ッ、まじでたまんねぇわ 」
.
─── 思う存分、くれてやるよ。
.
.
" 黒尾 × 彼氏 × お家デート "
893人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜桜(プロフ) - 佐久早がやばいどストライクすぎる()出来ればリクエストで佐久早のやきもち見てみたいです、、、!! (2020年6月23日 0時) (レス) id: 6d58518ee7 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - ちょ。やばい、スガさんやばい! (2020年5月4日 8時) (レス) id: 5706aaffc1 (このIDを非表示/違反報告)
芥@忍推し(プロフ) - 北さんしんどい。あ、リクエストで…北さんside×嫉妬×片想いが見たいです。 (2019年8月21日 13時) (レス) id: a7942db27c (このIDを非表示/違反報告)
Zero - あっ、つとむんが可愛いっ…(キュンッ) (2019年1月13日 14時) (レス) id: fec557507a (このIDを非表示/違反報告)
優麻(ユアサ)(プロフ) - リクしていいですかっ!?木兎×甘々彼氏×主人公視点でお願いします!! (2019年1月8日 20時) (レス) id: 2dc82765fb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:るた。 | 作成日時:2019年1月4日 21時