甘 め な 蜜 , 【短編集】

" 国見英 " ページ11

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「 相変わらずチビだなー 」

「 なｯ！うっさいｯ！ 」

「 俺が消してやるよ 」









あー…腹立つ。

気づいたら授業終わってて
むくっと体を起こしたら目の前で
自分の彼女と他の男がいちゃいちゃしてるし。





あー…まじでムカついてきた。







「 ………ねぇ、こいつ借りるね 」






がた、と席を立ち
乱暴にAの腕を引っ張って、

乱暴に、だんｯ！ と教室のドアを閉める。




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「 あのさ、さっきのあれなんなの 」

「 あき、ら…。」







向かった先は空き教室。
人通りは少ないしお仕置きにはもってこいの場所。




ドアを開けてAの腕を引っ張って
この教室に連れ込んでがちゃ、と鍵を閉める。




いつもは無理やりAの嫌がるようなことは
してないけど今回ばかりは無理。



じりじりと近づく俺から逃げるように
一歩一歩ゆっくりと後退りをするA。






でも残念。その後ろ、机。








「 俺から逃げられるとでも思ったわけ？」

「 ま、…や、…ｯ。」








後ろの大きな机にAを押し倒す。

Aを跨って机に乗って
片手でAの両手首を頭上で固定する。







「 や、ｯば、何それ。俺を煽ってんの？」







何か言いたそうな潤んだ目。
今の俺に何言っても無駄だから。



俺から顔を逸らすA。

抵抗されればされるほど、
俺がそそられることに気づいてないよね。




空いた片方の手でむぎゅ、と両頬を掴んで
無理やり俺の方に向かせる。








「 だから、無駄だって言ってるじゃん 」







' ほんと学習しないよね '

そう言って微笑むとさっきまで潤んでいた目は
次、何されるのか期待している目をしていた。




今日はたくさん焦らそうかと思ったけど、
急遽 予定変更。








「 はｯ、もうむり、ぐちゃぐちゃになって 」








やだ、って言っても愛してあげる。








「 素直になりなよ 」

「 いくら抵抗しても無駄だから 」

「 ね？ほら、もっと俺を求めて 」







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── 俺だけのことしか考えられないようにしてあげる。






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"国見 × 彼氏 × 嫉妬 × 国見side"

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