▽ episode . 04 ページ4
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「 ほら、いいねしろ、いいね 」
「 ……こっち見んな 」
「 見るくれぇいいだろうがよｯ 」
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がばｯ と俺の肩に腕を乗っけて、
俺の顔の横から携帯を覗いて笑った切島。
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「 俺にも見せろｯ 」
「 ………テメェらおめぇんだよ 」
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切島と同じように、
もう片方の肩に手を乗っけたあほ面。
楽しんでいるのか、
二人はニヤニヤ笑って画面をスクロールした。
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「 はい、ポチッとな 」
「 ｯ！？おまｯ、… 切島テメェ何してんだよｯ！」
「 おやおや、爆豪くん顔が真っ赤ですよ〜〜 」
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そう言うと、切島は俺の手を取って、
ハートマークをタップさせると、
『 記念すべき初いいね 』と言って
携帯を天井にかざしてニヤ、っと笑った。
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「 はい、その流れで〜〜〜 」
「 フォローボタンを〜〜〜」
「 「 ポチッとなｯ！」」
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「 ちょｯ、待て…ｯ、テメェら待てやｯ！！」
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無駄に息が合うこの二人。
さっきと同様、無理やり俺の手を取って、
今度はフォローボタンへ誘導させる。
でも、それだけは待てや。
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「 どうしたんだよ爆豪 」
「 お前が意気地無しだから手伝ってやってんだぜ 」
「 あ"あ"？誰が意気地無しだ 」
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「 「 お前 」」
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きょとん、として、
お互い顔を見合わせると真顔で言ってきた。
今すぐぶん殴りたくなった衝動は、
とりあえず我慢して。
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「 好きになった以上、
こーゆーのは自分でやんねぇとかっこわりぃだろ 」
「 サラッとかっこいいこと言ってるけどさ 」
「 画面見つめて1時間経ってんだぜ 」
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「 うっせぇ、黙れ、今からしようとしてたんだよ 」
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これ以上躊躇すれば、
間違いなく馬鹿にされる。
もうされてるかもしんねぇけど。
意外と恋に奥手なんだな、と再確認。
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深呼吸をして、
フォローボタンに指を近づける。
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「 ｯ、…ｯ………ｯしｯ！ 」
「 ボタン押すだけに顔芸してんじゃねぇよ 」
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押したボタンは、
【メッセージ】と書かれて白くなっていた。
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ゆう(プロフ) - すごくすごく面白かったです。切島くん上鳴くんの絡みもとても可愛くて読んでいて癒されました。素敵な作品に出会えて良かったです。 (2023年5月1日 7時) (
レス) @page44 id: 6bc977c9c0 (このIDを非表示/違反報告)
肉じゃが - 今日最初から全部見ました…！もつ爆豪君の可愛さとかっこよさが出てて本当に最高の作品です…！電気君達の友情も出てきて本当に大好きでふ！これからも頑張ってください！！ (2023年1月11日 12時) (レス) id: 36659b40b7 (このIDを非表示/違反報告)
なる - 1番初めの半間君からずっと見てます!! 東リベとヒロアカどっちも好きなのでめっちゃドタイプです! これからも頑張ってください！！！！ (2022年8月18日 12時) (レス) id: 4373cfedf7 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く良かったです。新鮮な爆豪が見れて…こんな爆豪も全然ありすぎてキュンキュンさがほんと止まりませんでした。大好きです。これからも色々小説楽しみにしています！ありがとうございました (2021年9月8日 19時) (レス) id: 7c779db0ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆた(プロフ) - 月見おはぎさん» 2年たった今でも読んで頂いてありがとうございます（ ; ; ） (2021年5月30日 6時) (レス) id: acb47aa965 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るた。 x他1人 | 作成日時：2019年2月6日 22時
