▽ episode . 11 ページ11
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俺の腕の中に、
すっぽり収まるA。
地面に倒れる前に、
なんとか支えられた、まじでよかった。
これで怪我でもされたら、
心配で心配で仕方ねぇから。
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「 …ｯ、大丈夫か 」
「 ……ありがとｯ… 」
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よっぽど怖かったのか、
声が少し震えているように感じた。
安心させたくて、
そのまま手を頭にぽん、と優しく置く。
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「 爆豪くん優しいねｯ 」
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『 ありがとｯ 』と言うと、
俺を見つめながらふんわりと笑って、
ゆっくりと身体を離していくA。
ああ、そうだよ、
こいつは可愛いやつだった。
再びAの笑顔にやられて、
反対側を向きながら口元を覆う。
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「 ( 〜〜〜ｯ！まじでもう、反則すぎんだろ…ｯ ) 」
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まだ、俺の胸あたりには、
Aの柔らかい感触と、
めちゃくちゃ落ち着くあの香り。
それがまだ新鮮に残っていて、
もう一回、抱きしめてぇ、とか
思ってみたり思ってみなかったり。
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前の方で、
すっげぇニヤニヤしてる奴らいるけど、
そんなん知らねぇし。
自分を落ち着かせるように、
深く、深く、深呼吸をして、
ゆっくりと、歩き出す。
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「 爆豪くんは怪我ない？へーきｯ？ほんとごめんね 」
「 …ｯ、んなｯ、心配すんな…ｯ 」
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やっぱりAの可愛さには、
どうやらとことん弱いようで。
一言二言会話をしただけでも、
Aの姿を見ただけでも、
自分が自分じゃないみたいに。
上手く言葉が出なくて、
本当に困る。
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「 あｯ！爆豪くんｯ！飴ちゃんあげるｯ！」
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制服のポケットを探ると、
出てきたのは可愛い包み紙。
つーか、飴ちゃんって。
何がどうなったらそんな可愛くなるんだ。
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「 はいｯ！」
「 ……、せんきゅｯ… 」
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飴を受け取る時。
少しだけ触れたAの手。
温かくてちっちゃくて、
このまま俺の手を握ってほしか…ｯ、。
って何考えてんだ俺。
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( 切島 ) 「 あいつ何回赤面すんだよ 」
( 上鳴 ) 「 可愛いとこもあんだよな〜 」
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ゆう(プロフ) - すごくすごく面白かったです。切島くん上鳴くんの絡みもとても可愛くて読んでいて癒されました。素敵な作品に出会えて良かったです。 (2023年5月1日 7時) (
レス) @page44 id: 6bc977c9c0 (このIDを非表示/違反報告)
肉じゃが - 今日最初から全部見ました…！もつ爆豪君の可愛さとかっこよさが出てて本当に最高の作品です…！電気君達の友情も出てきて本当に大好きでふ！これからも頑張ってください！！ (2023年1月11日 12時) (レス) id: 36659b40b7 (このIDを非表示/違反報告)
なる - 1番初めの半間君からずっと見てます!! 東リベとヒロアカどっちも好きなのでめっちゃドタイプです! これからも頑張ってください！！！！ (2022年8月18日 12時) (レス) id: 4373cfedf7 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く良かったです。新鮮な爆豪が見れて…こんな爆豪も全然ありすぎてキュンキュンさがほんと止まりませんでした。大好きです。これからも色々小説楽しみにしています！ありがとうございました (2021年9月8日 19時) (レス) id: 7c779db0ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆた(プロフ) - 月見おはぎさん» 2年たった今でも読んで頂いてありがとうございます（ ; ; ） (2021年5月30日 6時) (レス) id: acb47aa965 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るた。 x他1人 | 作成日時：2019年2月6日 22時
