及川徹に追いかけられてます。

ウザイ . 5 ページ7

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*A*


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「 はぁぁああ〜〜 ｯ 」

「 またため息？ そろそろウザイだけど 」

「 ……はぁぁぁああああ〜〜 ｯ 」

「 うっざ 」

「 本音出てますよ国見くん 」



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国見くん。
私のため息受け止めてよ。


君なら受け止めてくれる。
そうだろ国見くん。



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「 うっざ 」

「 可愛いお顔をして怖いんですね 」

「 ただAがうざいだけ 」

「 わー ｯ . 悲しいな〜Aちゃん 」

「 それがウザイ 」




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なんか私の全てを、
国見くんに否定されたみたいで
なんか涙出てきそう。


あ ｯ これは世でいうツンデレってやつ？
いわゆる つんつん しちゃうやつ？


やだー ｯ もう ｯ 。
かーっわいいんだから ｯ ♡



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「 ごめん俺 . まじでウザイしキモイと思った 」

「 やだ 。 それもツンデレ ? 」

「 ………はっ飛ばすぞ 」

「 やだぁ . 国見くん ｯ 。汚いわよお言葉が 」

「 キモイ 」




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うわぁ。その顔。
心底嫌そうな顔するねほんとに。



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「 及川さん 。 本気で好きらしいよ . Aのこと 」

「 ……さっきも購買で会った 」

「 は？ なんで俺を連れていかないの ？ 」

「 ご . ごめん ｯ !!! 今度は連れていくからｯ 。 」

「 絶対だよ？ 絶対だからな？ 」

「 わ. 分かったから ｯ !!!! 顔近いよ国見くん ｯ !!」




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あれだけの美形が目の前にあれば、
誰だってドキドキしますよね。しますよね？


顔を離した彼は、





「 なに？ 頬が赤くなるくらい緊張した ？ 」




とイタズラそうに .
にんまり笑っていた。



こいつも要注意人物だ。





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