恋するロマンチック・ベイベ / Renjun ページ7
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「あーさっきまで部活でさ、Aが見えたから」
「そ、そうなんだ、お疲れ……え？私？」
「おん、てことで一緒に帰ろーぜ」
何故か嬉しそうな顔をして笑うロンジュンくんの口から出た一言に、また変な声が出そうになって口を抑える。一旦状況を整理しようと思ったけど前に歩き出した彼に気づいて慌てて着いていく。
「ファンくんも帰り道こっちなの？」
「そーそ、ここの信号まっすぐ行ってセブン右曲がってって感じ」
「あ、そうなんだ…一緒なんだね、知らなかった」
「まあいっつも部活終わってから帰ってるからな…あ、」
ロンジュンくんの歩く速度は意外と遅めで一歩後ろを着いていきながら質問してみると、自分と同じ帰り道だったんだ…とまさかの新事実に驚いていると、彼が突然振り向いて「そういえばさ」と私の腕を掴んだ。
「A」
「は、はいっ、何でしょうファンくん！」
「あー…それ、その…ファンくんってやつ、やめね？」
「はい！…はい？」
「…ロンジュンで、いいから」
頬をポリポリとかいてさっきまで合わせていた目を逸らして耳を赤くしながらそう言うロンジュンくん。心の中ではずっとロンジュンくんって呼んでましたなんて言えるわけもなく、「あ、わかりました…」と私も思わず下を向いて小さく返事をする。彼も「ん」と返事をして私の腕を掴んだまま、また歩き出した。
「あの、ファ、じゃない…ロンジュンくん」
「んあ？」
「う、腕…」
私がそう言うと、彼は？と言った顔をして自分の手の先を見て慌てて掴んでいた腕を離した。
「ごめん、無意識に掴んでたわ」
ほんとごめんなともう一度謝って次は頭をかいたロンジュンくんに「大丈夫」と答えたけど、無意識って！？眉にしわを寄せそうになったけど急いで表情管理をする。すると彼は次に私のカバンを持っていない手を掴んで「これでもいい？」と言ってきた。私はもうロンジュンくんが何をしようとしてるか分からなくて、頭がパンクしそうになる前に必死に冷静さを取り戻す。
「あのさ、Aのこと、Aって呼んで、も、いい？」
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およぐたいやき(プロフ) - xuzさん» 返信が遅れてしまいすみません(；＿；)！リクエストありがとうございます、もう内容が既に可愛くてキュンキュンしてしまいました…ご期待に添えるかどうか分かりませんが、張り切って書かせていただきますので少々お待ちくださいませ (2021年5月26日 6時) (
レス) id: 89a36e9355 (このIDを非表示/違反報告)
xuz - ジェミンくんと日本人の女の子のお話が読みたいです！まだ韓国語が拙い彼女を可愛いって内心悶絶しながら、手取り足取り支えてあげるジェミンくんが見たいです！笑 (2021年5月22日 20時) (レス) id: 49dfed11a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：およぐたいやき | 作成日時：2021年5月19日 22時
