恋するロマンチック・ベイベ / Renjun ページ6
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「もうこんな時間…」
あのあと結局昼休みになっても話しかけることもしないまま、授業もHRも済んであっという間に放課後になった。今日は友人3人と一緒にスタバでも飲んで帰ろうと約束をしていたのに、運悪く担任のテイル先生に捕まり、プリンにホッチキスをするという雑用を任されてしまった。もちろん約束もパーになった上に大量のプリントを1人でまとめなければいけないから虚無になりながら仕事していたら、いつの間にか２時間も経っていた。うーんと伸びをして窓の方へ目を向けると日が沈み出していて、慌ててプリントを一纏めにして机に綺麗に置く。テイル先生には「机に置いておけばいいから」と言われていたからその通りにして教室から急いで出て、職員室へ鍵を返しに行った。
「家に帰るの、6時過ぎになっちゃうなあ」
はあ、とため息をついてとぼとぼと校門までの道を歩く。ふと辺りを見てみると部活終わりの生徒たちがちらほらいてお疲れ様です…という気持ちになった。今日はお菓子を持ってきてなかったからお腹がぺこぺこだ〜と思いながらお腹を摩る。寄り道しちゃおうかな？なんて考えたけど、家に帰ったらお母さんがご飯を作ってくれてるだろうからやめることにした。
ひとりで寂しく帰るのもなんだかな、と思いながらイヤホンをカバンから出して携帯にさして、取り敢えず片方ずつ耳に入れていく。アプリを開いて何聞こうかな〜とプレイリストを見ながら考えていると、肩に手を置かれる感触がしてびっくりしながら後ろを勢いよく振り向いた。
「うおっ」
「うぎゃっ…って、ふ、ファンくん？」
「ぶはっ、うぎゃってお前…今帰り？」
あまりにも突然の事で変な声が出てしまったのをロンジュンくんに笑われ、恥ずかしくなって顔が赤くなる。もう少し可愛い声を出しとけば…。そんな後悔をひたすらしていてロンジュンくんの声が聞こえていなかった私を不思議に思ったのか「おい」と声をかけて、私の頬を音を立てずに優しく叩いてきた。
「！？はい！何でしょうか！？」
「いや…今帰りかって聞いたんだけど…」
「か、帰りです！めちゃくちゃ帰りです！」
「あっはは！A、慌てすぎだろ」
ロンジュンくんがお腹を抱えてケラケラ笑い出す。本当に恥ずかしくて穴があったら入りたいとはこのことか…それにしても爆笑してるロンジュンくん可愛いななんて思いながらロンジュンくんの方へと向き直して「どうしてファンくんがここに？」と恐る恐る問いかけてみた。
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およぐたいやき(プロフ) - xuzさん» 返信が遅れてしまいすみません(；＿；)！リクエストありがとうございます、もう内容が既に可愛くてキュンキュンしてしまいました…ご期待に添えるかどうか分かりませんが、張り切って書かせていただきますので少々お待ちくださいませ (2021年5月26日 6時) (
レス) id: 89a36e9355 (このIDを非表示/違反報告)
xuz - ジェミンくんと日本人の女の子のお話が読みたいです！まだ韓国語が拙い彼女を可愛いって内心悶絶しながら、手取り足取り支えてあげるジェミンくんが見たいです！笑 (2021年5月22日 20時) (レス) id: 49dfed11a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：およぐたいやき | 作成日時：2021年5月19日 22時
