愛こそ正義 / Jeno ページ2
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「じ、ジェノくん、ちょっと速い…」
「あ、ごめん」
うわっ。ザッと音を鳴らしてジェノくんが急にその場で止まるけど、私は急に足を止めるなんて出来なくて声を上げながら勢いよく転びそうになったところを繋がれた手をグッとジェノくんの方に引き寄せられて、彼に全体重を預けることになってしまう。
門の前だけど、たぶん人は周りにまだいるのだろう、キャーと言った悲鳴が近くで聞こえて停止していた思考を再び働かし始め、急いで離れようとするけど、ジェノくんの腕がいつの間にか私の背中に回っていて力を入れるものだから一向に離れられない。
「ジェ、ジェジェジェ、ジェノくん！！」
「？なあに？？」
「なあに？じゃなくって！見られてる、から、離して…」
今の自分の顔は相当真っ赤だろうな…と思いながら下を向いたままジェノくんに話して欲しいと伝えるけど当の本人はあっけらかんとした声で「やだ」と言って離さない。こんなに注目されているの
「Aは、」
「え？は、はい！」
「……俺と一緒にいるとこ見られるの、いやだ？」
下に向けていた私の顔を覗きこんできたジェノにびっくりして、またうわっと小さく声を上げた。彼は不安そうな顔をしていて、不安なのはこっちなのに！と言いたい気持ちをおさえて真っ赤であろう顔をふるふると横に振る。
「そっか」
あ、笑った。数日ぶりに自分といて笑顔になった彼に驚きながら腕が離れていく。顔を下に向けたまま辺りをちらりと見回すと、だいぶ人は減っていて明日刺されるかもしれない…恐怖に体を震わせながらまた手を繋ぎ直したジェノくんに目を向ける。
「…へ？」
「顔、まだ真っ赤だよ」
意地悪な笑顔を浮かべてそう言った彼に、私は目をぱちぱちさせる。これはほんとにイジェノなのか？頭にハテナを浮かべながらぼけっと彼の顔を見つめた。そのとき、ちゅ、と言った音と再びあちらこちらからキャー！という悲鳴が聞こえた。
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およぐたいやき(プロフ) - xuzさん» 返信が遅れてしまいすみません(；＿；)！リクエストありがとうございます、もう内容が既に可愛くてキュンキュンしてしまいました…ご期待に添えるかどうか分かりませんが、張り切って書かせていただきますので少々お待ちくださいませ (2021年5月26日 6時) (
レス) id: 89a36e9355 (このIDを非表示/違反報告)
xuz - ジェミンくんと日本人の女の子のお話が読みたいです！まだ韓国語が拙い彼女を可愛いって内心悶絶しながら、手取り足取り支えてあげるジェミンくんが見たいです！笑 (2021年5月22日 20時) (レス) id: 49dfed11a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：およぐたいやき | 作成日時：2021年5月19日 22時
