愛こそ正義 / Jeno ページ1
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イ・ジェノは、誰にでも分け隔てなく優しくて、誰にでもニコニコ笑う。きっとただの友達だったら勘違いしてしまうと思うくらい、それほどまでに優しいのだ。
「あ、ジェノくんじゃん」
「へ？」
「ほら、あそこ」
友人と校内にあるカフェテリアでレポートを手伝ってもらっている途中、目の前でトロピカルジュースを飲んでいた友人が窓を見てそう言って窓の外を指さした。指された先を見てみるといつものように特定の友人…ドンヒョクくんだっけ、ときらきらした可愛らしい女の子3人と何やら楽しそうに話をしていた。
どくん、と心臓が音を立てて一瞬息が止まる。まただ。最近ジェノくんの女の子に笑顔を見ると息苦しくなってしまう、私といるときはそんな顔滅多にしないくせに。何で。そんな疑問がぐるぐる頭に巡って結局ため息をついて、目線を逸らしてパソコンに向き合う。
「いいの？ジェノくん」
「いま、レポートに忙しいし」
「ふーん…あ、誤字発見」
頬杖をついてストローに口をつけようとした友人がパソコンを覗き込んで文字を指す。笑いながらこれは〇〇だよと言ってくれたのをそのまま訂正したけど、直すのがめんどくさくてウゲ…となったのは秘密だ。
「一緒に帰ろう」
午後の講義を終わらせて、友人と話しながらカバンにノートやらを詰め込んでいるといつのまにいたのかジェノくんが隣に立っていた。あまりにも突然のことに「へ？」と間抜けな声を出した私に友人はニヤニヤしながら「じゃ！後はごゆっくり〜！」なんて言って手を振ってそそくさと帰って行った。
「な、なんでジェノくんがここに、…」
「だってAが言ってたでしょ？この授業取ってるって」
まっっったく覚えてない！確かにジェノくんと出かけたりしてるときにふとこのレポートが…とかこぼしたことはあるけど、よく覚えてたなと思いながら急いでカバンを肩にかけた。
ふと突き刺されるような視線を覚えてびくびくしながら周りを一瞬見ると、自分よりはるかに可愛い女の子たちにじろりと品定めされるような目で見られて消えたくなった。
そんな私の気持ちなどいざ知らず、行こうと言ってジェノくんは私の手を取って前を歩く。声を上げる前にジェノくんの歩いていくスピードに必死になりながら着いていく、手は繋がれているけどいつ足が変に絡まって転ぶか分からない。校内の廊下には沢山人がいて、多くの視線を感じながら自分とジェノくんの不釣り合いさを認識してはまた消えたくなってしまった。
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およぐたいやき(プロフ) - xuzさん» 返信が遅れてしまいすみません(；＿；)！リクエストありがとうございます、もう内容が既に可愛くてキュンキュンしてしまいました…ご期待に添えるかどうか分かりませんが、張り切って書かせていただきますので少々お待ちくださいませ (2021年5月26日 6時) (
レス) id: 89a36e9355 (このIDを非表示/違反報告)
xuz - ジェミンくんと日本人の女の子のお話が読みたいです！まだ韓国語が拙い彼女を可愛いって内心悶絶しながら、手取り足取り支えてあげるジェミンくんが見たいです！笑 (2021年5月22日 20時) (レス) id: 49dfed11a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：およぐたいやき | 作成日時：2021年5月19日 22時
