第二話 ページ9
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「どうどうセッちゃん。それ以上駄々こねると、転校生の中のセッちゃんの印象が『好きな子虐めて嫌われて駄々こねる小学生男子』で固定されるよ〜?♪」
「うるさいくまくん!俺はそんな幼稚じゃない!」
「否定できる要素がないわよォ?」
あんずは頷いて嵐に同意した。
Aが作った衣装を渡し、たぶん気分は最高潮だったらしい瀬名先輩は、あんずにAは何処かと聞いた。
でも残念ながらAは事前に、今回の主催である青葉つむぎを経由しあんずに衣装を託し、またまた会えなかったのである。
それは、Knightsも、あんずもだった。
「ふふっ、Aさまに何度も無礼を働いている瀬名先輩ですが、それには絶大な愛が溢れていることに司を気づいておりますよ〜♪ まぁ、最初は分かりにくくて、何度も突っかかってしまったのですがね?」
「あぁもう!転校生も何か暖かい目でこっちを見るな!潰すぞ!」
気になることはあるが、まぁ、仲良しなのはいい事だ。Knightsは自らを利害関係でしかないと、あんずの前で何度も発言していたからちょっと心配だったけど。こうして何度も関わる機会がありユニットを見つめていれば、他のユニットの──『Trickstar』のようなわかりやすい絆はなくとも、何か暖かいものはあるのだと、分かるのだ。
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作者名:名無し18599号 | 作成日時:2024年3月12日 15時