いけない事しよ？〈SnowMan〉III

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目「なあ、まじで一緒に行かないの？」



『だから、もう辞めたんだって。
てか、なんでずっと部屋にいるのよ』



目「だって友達だから」



『同じマンションなんだから、
帰りなさいよ』



目「友達だからいいじゃん」



蓮の訳の分からない自論に
ため息をつく。



滝沢君に電話をした理由
それはSnowManから離れるため。


滝沢君も状況はわかっているのか
それを否定する事は無かった。


そのかわり、他のグループを担当する事。
それが条件だったけど。



目「それで、どこのグループに着くの？」



『んー？TravisJapanだよ』



目「え、それ離れる意味ある？」



『みんなと同じ現場の時は
他のマネージャーさんに任せるし、
事務所にもほとんど行かない予定だから』



滝沢君は、事務所を辞めるという事だけは
認めなかった。



目「それさぁ、みんなに伝わんのかな？」



『さぁ？マネージャーを辞めるってのは
伝わるんじゃない？』



目「え...じゃあ俺だけが知ってる秘密？」



『何喜んでんのよ』



目「俺だけのAじゃん」



『その言い方やめて。てか、早く帰って』



マネージャーを辞める事、蓮にだけは話した。
なんとなく、話さなくちゃいけない気がしたから。
真っ直ぐに思いをぶつけてきた蓮に、
私も向き合わなきゃと思ったのかもしれない。



目「じゃあ、また夜くる」



『はぁ？なんでよ』



目「友達だから」



『さっきからなんなのそれ』



目「だってさ、1人にすると何があるかわからないじゃん？」



そう言った蓮の目が少しだけ潤んでいた。



『...もう勝手にして』



少し呆れつつ、蓮の姿を見送った。

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