いけない事しよ？〈Snow Man〉

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滝「Aは...SnowManに戻る気は
ないか？」



『SnowMan....ですか？』



滝「正直、Aが辞めた日からも
ずっと後悔してた。なんであの時
無理やり手を掴んで引き止めなかったのかって。



今からでも、頂点を目指すのは
遅くないんじゃないか？」



"頂点を取る"
それは昔、よくみんなが言っていた言葉
そしてそれは私も例外でもなく、必ずみんなと
SnowManで頂点とるなんて笑い合った。



滝「A、お前も辞めた事
後悔してるんじゃないか？」



後悔？後悔してないわけがないじゃない。
辞めたくなんてなかった。
みんなに迷惑をかけてでも、
続けようと思った事もあった。



だってあの頃の私には
ジャニーズがすべてで、
SnowManがすべてで人生そのものだったんだから。



『私...は、


もうあの世界に戻ることはありません。



すいません』



滝沢君の目を見てはっきりと伝えた。



滝「理由聞いてもいいか？」



『私は一度あの道を諦めました。
続けようと思えば、続けることができた。
みんなに正直に話せば、きっと受け入れてくれた。
でも、あの時の私にはそれができなかったんです。


みんなに頼らず黙って姿を消して、
デビューしてから戻るなんて
そんな事できない。


それに、私がいなくなって歩んだ6人の道
3人が加入して、9人で切り開いた道
そして、掴んだ夢。


そこに私はいません。
あの9人だから、掴めたデビューだと思っています。


もし、もう一度戻れるのならば
SnowMan以外考えられないのは確かです。
でも、あそこにもう私の居場所はありません。』



滝沢君は私の話を聞いて
大きくため息をついた後、笑顔を見せた。

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