【男主】総統の兄様は病弱である。【d!】 (ページ27)

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27.無能ページ27

ーut sideー

満たされない感情が
僕を包み込む

｢鬱くんしかいない｣
｢愛してる｣
｢大好きだよ……？｣

欲しいものは確かにここにあるのに。

何故……？？

ut｢ごめーんトンチ、大目に見てや～……｣

tn｢お前これ何回目やねん！！！！！｣
sha｢さすが無能w｣
zm｢ふっ、そろそろアンチ来そうやなw｣
tn｢なんで女はお前選ぶんかな……｣

ut｢不人気とスケベと童.貞とでは格が違うねん｣

｢｢｢はぁ！？｣｣｣

繕った笑顔で
彼らを騙す

本当の僕を見たらきっと
離れていくんだろうか……

もう自分のことを貶して
笑いを取りたくなかった

だから、貴方が羨ましい

『死んでください総統』

gr｢うぉっ、危ねぇ！！！｣

kn｢おー、あとちょっとやったのにw｣
shp｢さすがグルッペンさんスね～｣
ht｢見てA～、新しい花だよ～｣

tn｢いや呑気にしとる場合か！？！？！？｣

本性をさらけ出している貴方が

『重心ってやつですかね？それがブレてます。しっかり見定めて、腰に力入れてみましょう。曲げなくていいいので』

ci｢ｯ……あ、当たりました！！！ありがとうございます！！！｣

『気にしないでください。後は経験のみです』

慕われている貴方が

『大丈夫。きっと上手くいきますよ』

綺麗な貴方が

全部

全部

_______________妬ましい。

ut｢死にたいなぁ……｣

夜のベランダ
煙草をふかしながら呟いた

未だに戦争に対して恐怖があるのに
出来るわけがない

だから俺はゆっくりと

自身の身体を壊していく

曖昧な俺が誰よりも嫌いだ

嫌いだから僕は

『ダメですよ、死んだら』

貴方に成りたいだけなんだ、