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私を有名にしてください。 ページ44

家を飛び出し、私は走った。
雨も気にせずただただ走った。
頬を、雨とは違う何かが流れる。

(なんでだろう...)

流れる何かを感じながら考えた。
悲しいわけじゃない。
言いたいことはすべて言えた。
それなのに、止まらない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
気づくと私は、パソコンの前に立っていた。
髪も体もびしょびしょのまま。
何も考えず、私は配信ボタンを押した。
そして、話し始めた。
まだ、みんなには言ってなかったことを。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『みなさんこんばんはLamです』

『今日はみんなに話さなきゃいけないことがあって、配信してます。』

『私は、みんなに黙っていたことがあります。それは、私の家族のことです。』

そう、Lamはまだみんなに話したことがなかった父の話を始めた。そして、今日父に会ってきたこと。言われたこと。

『だから...』
何かで目の前が見えずらくなってくる。
それを、強引に拭いみんなのコメントをしっかり目に焼き付け言った。

『私を有名にしてください。』

最後だから。→←!!!!!!



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作者名:らむ。 | 作成日時:2018年6月23日 10時

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