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そう言った私に父は、一瞬黙ったあと言った。

「でも、俺は知らない」
『えっ...?』

「お前が、そんなことをしてるなんて俺の耳には入ってきてない」
『どういうこと...?』

「20万人だか、なんだか知らないが俺の耳に届かないくらいの人気なんだろ」
『...........。』

「そんなんで、認めてもらうとか言うな」

「もっと有名になってから言ってみろ」

「そしたら、考えてやってもいい」

その言葉を聞いた途端、自分の中で何かが爆発した。そして、普段なら、昔だったら絶対に言わないセリフをぶつけてしまった。

『.....ってやる』
「あぁ?なんだ」

『だったら有名になってやるよ!』
叫んだ。

『お父さんが、認めざるをえないくらい有名になって、謝らせる』
私ならなれる。

『私がやっていたことはすごい!って言わせる』
言わせてみせる。

『だから.....』

『それまで、待ってろ!この.....くそ親父!!!!』
もう、ハチャメチャだ。

そう、すべてを言い切り父が話し始める前に私は、玄関から飛び出した。
外は、雨が降り始めていた。

私を有名にしてください。→←本気だから。



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作者名:らむ。 | 作成日時:2018年6月23日 10時

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