すとぷりと美少女歌い手。 (ページ21)

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コラボ。犬みたいだね。ページ21

焼き鳥屋でご飯を食べてから2週間がたった。
そのあいだ、私とりぬくんは何回かご飯に行きかなり仲良くなれたと思う。

コラボに向けて私は、毎日動画用の絵を描いていた。そして、今日はいよいよ収録の日。

集合時間より早くついた私は、1人収録部屋に入り曲の確認と声出しを兼ねて歌っていた。

『ふぅ。』
歌い終わり、一息つき何時か確認しようと振り返ると扉のすぐ隣にりぬくんが立っていた。

『うわぁ！！！』
思わず叫んだ。

「あっ、ごめんごめん！驚かせるつもりはなかった！！」
『いや、こちらこそごめんなさい！おはようございます！』
と、言いお辞儀をした。

『いつからいたんですか？』
「1番が終わる少し前からかな？」

(うわぁ、結構聞かれてた。。。)
恥ずかしくなってうつむく。

「ごめんね。声かければよかったんだけど、めっちゃいい声だったから聞いていたくなっちゃって。」
『ホントですか？！』

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莉犬くん視点

そういった途端Lamがガバッと顔を上げる。
そして、キラキラした目で✧(✪д✪)✧見つめてくる。

(可愛すぎる…)

恥ずかしさを紛らわせるように言った。
「Lamってさ犬みたいだよね。」

『んっ？！それって、褒めてますか？』
Lamが微妙な表情で言う。

「うん！めっちゃ褒めてる。」
そう言うとまた、

『ありがとうございます！』
そう、とびっきりの笑顔で言った。

(なんか、尻尾まで見えてきそう...)

『でも、りぬくんに言われると複雑ですね笑笑犬に犬みたいって言われても笑笑』

「それって、どういうことだよ！笑笑」

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そんなやり取りをしていると、伊藤ちゃんが入ってきた。
「2人ともおはようございます！今日は、待ちに待った収録の日です！一緒に頑張りましょう！」

『はい！』
「はい！」

2人の元気な返事が部屋に響いた。