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Lam、生放送。in焼き鳥屋 ページ15

「Lamちゃんは生放送とかしないの?」
そう、莉犬さんに聞かれた。
『してみたいんですけど、やっぱり怖くて』
「ん?」
『生放送ってことは、喋るじゃないですか。喋ったら普段の歌ってない私の声になるから、性別もバレるし、かわいいって言われそうで。』
「俺は、それでもいいと思うよ。」
『えっ?』
「Lamちゃん、登録者数20万人にもいるし、もう怖がらないでリスナーさんを信じてみてもいいんじゃない?」
(確かに、そうかも。私、怖い怖いってそれって、ただみんなのことを信じてないだけだったのかな)

考え込んでいると、
「別に、まずは生放送じゃなくて喋る動画を出してみるだけでもいいし!活動の幅も広がると思うよ!難しく考えすぎないで軽く考えてみたら?」

『そうですね。私、決めました!!』
ガタンっと急に立ち上がる。

『私、自己紹介動画出します!今まで隠してたこと公開します!!うん!』

「びっくりした笑笑そんな、急じゃなくてもいいんだよ?」
『はい!明後日出します!』
「えっ?話聞いてる?笑笑」
『はい!頑張ります!』
「まぁ、いっか、がんばれ!」

(うん、頑張ろう。それで、かわいいって言われたって、むしろ私はほんとうはかわいいって言われたいんだもん。自分を出さなきゃ。みんなはついてきてくれるわけないし。)

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作者名:らむ。 | 作成日時:2018年6月23日 10時

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