13話 ページ20
ーーまた、10年前、ーー
桜田莉子side
私は、お父さんだけ可愛がってくれなかった。
莉「お父さん、」
父「なんだ、」
莉「お父さんの読んでる本貸して欲しい」
父「あぁっ?何故お前に貸さなきゃいけない」
莉「お父さんの、、為」
父「どんなだ」
莉「お父さん、たまに女の人連れ込んだ後こう言うでしょ」
父[お前、もう少し静かにしろよっ!女逃げただろがっ、]
父「あぁ、確かに言ったな」
莉「だから、その本貸してくれたら静かになる、」
父「おぉ、そうだな、俺は、女が逃げねぇし」
莉「じゃあ、貸してくれる?」
父「あぁ、いいぞ、ちょっと待ってろ今持ってくる」
莉「やった」
ーー1分後ーー
父「はい、」
莉「お父さん、ありがとう」
父「次、うるさくしたらタダじゃおかねぇぞ」
莉「はい、」
ーー次の日ーー
莉「ごめんなさい、ごめんなさい、、、」
父「次やったらタダじゃおかねぇっていっただろっ!
また女に逃げられたじゃねぇか!」
私は、何回殴られたかも分かんない
莉「お父さん、お母さんが死んじゃった。」
父「おう、でお前は働け」
莉「えっ、分かった
仕事探してくる」
莉「バイバイ、お父さん」
私は、バレないように荷造りを始めた。
はずだった、、、
父「おい、何逃げようとしてんだ」
莉「ち、違うよ、住み込みで働けるとこでするんだよ、そうすれば、お父さんも暮らしやすいでしょ、週に一度仕送りを送るの」
父「おぉ、そうだな」
莉「じゃあ荷造り、進めるね」
父「あぁ、良いぞ」
よっしゃああ
莉「じゃあ、お父さん行ってくるね」
父「ちゃんと良い所で働くんだぞ」
莉「はい、」
父「それと、その仕事が終わったら必ず帰ってこい。」
えっ?
莉「何で?」
父「俺の世話だ」
やだ、ヤダヤダヤダヤダヤダヤダ!
何で、やっと抜け出せると思ったのに!
でも従わななきゃ、また、殴られる
莉「分かった、じゃあ25歳に帰ってくるね」
父「あぁ、じゃあ行って良いぞ」
莉「行ってきます!お父さん」
ーー現在ーー
莉「こんな感じ、ごめんね愛美。こんな暗い話聞かせて。」
愛『ううん、良いの私が望んだことだから』
莉「愛美は、あと3年でここを出てってもらう」
愛『お館様は、知ってるの?』
莉「うん」
愛『莉子は、どうしたいの?』
莉「えっ、お父さんの所に行きたくないっ、」
「でも、行かなきゃいけない、」
愛「そっか、じゃあお館様に何とかして貰おう!」
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作者名:あいみ | 作成日時:2021年10月22日 22時