天才ちゃんと凡人くん【手嶋純太】 (ページ17)

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17個目の願いページ17

七赤視点

…！

『凄い…』

「そうだよ、伊達に天才自転車乗りちゃんがマネージャーしてないね」

…

「なんで黙るんだお前ら」

それはいいとして、そう。蓮月も凄い自転車乗り

「狙撃者(スナイパー)…ですよね。鈴菜先輩のあだ名」

「うん、必ず相手を仕留めるから、スナイパー…なんて
　箱学のアイツみたいだけど」

箱学のアイツ…とは、箱根の直線鬼、新開隼人さんの事だろう

新開さんには、一度だけ会ったことがある

『いい人だよねぇ…新開さん』

「え、喋ったことあるの」

『うん』

「凄い！凄いよ遥ちゃん！」

あくまで話しただけだけど

カッコいい人だったなぁ……

「あ！来てます！」

という幹の声が聞こえて、慌てて前を見つめる

今日は集団練習

三年生を先頭に、遅れぬようについてこい。とのこと

『…』

凄いスピードだ

でも…

「入ってきたよ！ボトル行こう」

そんな声が聞こえ、持っていたボトルを持っていく

『ボトルです』

「おぅ…ありがとな」

「ありがとう……」

「サンキューっショ」

…

サンキューっショ…ありがとうって意味だよね？

巻島語…難しいな←

手嶋さんと青八木さん、巻島さんにボトルを渡した