天才ちゃんと凡人くん【手嶋純太】

15個目の願い ページ15

七赤視点




「ライバル…っつうか、まぁそんなやつが乗ってるんショ…」




『…！！！！！』




やっぱ、巻島さんだったのか




『あはは、それは強い山神さんなんでしょうね』




「お前知ってるだろ」




知らん知らん〜




「おい、オレ完全に空気なんだけど」




『知らない知らない〜』




「それはわかるだろ！？」




はぁ…とりあえず、巻島さんとは仲良くしようか




あれ？




よく見ると、奥に女の子がいた




「こんにちは！宜しくね？遥ちゃん！」




可愛い…




『宜しく、えっと…』




「寒咲幹だよ」




『そっか、宜しくね。寒咲ちゃん』




「名前でいいよ！同学年なんだし」




『わ、わかった！幹』




…




「お前ら天使かよ…可愛いね、ホント」




と、蓮月




「この光景が見れたのもオレのおかげじゃないですか？」




「んなわけないでしょ」




「…」




あれ




もしかして手嶋さんって…後で問い詰めようか




「じゃあマネのやり方、鈴菜さんから教えてもらってね！
　わからない事があったら鈴菜さんにも私にも遠慮せず聞いて」




『ありがとう』




まぁ…何となく楽しそうだ

16個目の願い→←14個目の願い

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す