11個目の願い ページ11
七赤視点
「『え?』」
待って、なに今の
「ちょ…急にどうしたの」
ああやっていったからむしろ嫌われてるかと思ったけど
『あはは〜…それは』
「そうだよ、それに…」
自転車の知識はかなりあるはずだ
…乗ってたし
でも
「遥は…」
「冗談じゃないですよ、な?入るだろ?な?」
『えぇ…』
「いいだろ?」
『わ、わかりましたぁ…』
こわぁ
「ちょ、遥?いいの!?」
『見る分には別に…乗れないだけだから』
うぅ…マジか
「それじゃあはい、入部届」
『あ、はい…』
…多分、大丈夫だよね
いつも帰ってみてるし
うん、大丈夫だ
ーーーーーーーーーーーー「ゼッケン158番!七赤遥選手!一着でゴールイン!」
!
『はぁっ、はぁっ』
「…?遥、大丈夫?」
『あ…うん、大丈夫』
大丈夫、大丈夫
「そろそろチャイム鳴りますよ」
「ホントだ、じゃあ…」
…
『それでは、失礼しました』
「放課後、部室こいよ。今日から入部受付だぜ?」
『…はい』
そう言い、手嶋さんに背を向けた
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作者名:すなっく | 作成日時:2022年5月5日 19時