1個目の願い ページ1
七赤視点
家を出て、バスに乗って
坂を登って、門の前まで来て
門の前には入学式、と言う文字があって
これから始まる新しい生活には、
勿論期待もあるがどちらかというと不安の方が大きくて
少し肩を落としていた
「あ、遥」
声が聞こえた方へ顔を向けると、親友の姿
『蓮月…おはよう』
蓮月はここ…総北高校の三年生だ
「どう?楽しみ?」
『うーん…楽しみなような不安なような…』
そういうと、どっちだよ(笑)と笑った
相変わらず綺麗なお顔で、これこそ美女なんだな、と再認識させられる
『いいなぁ、蓮月は。モテるんでしょ?』
「あはは、まぁね」
普通自分で言うか?とは思ったが、蓮月らしいので口には出さないことにする
「この後入学式でしょ?行かなくていいの」
『行くよ、それじゃあ後でね』
「うん」
そう言うと、こっちにヒラヒラと手を振られた
…男子がこっち見てる(笑)
とりあえず、教室に向かおう
クラス表が張り出してあったので、それを見て教室へ向かう
……1年3組か…
そういえば、校内マップが配られたが全く目を通さずに捨てたのを思い出した
張り出しされてるよね?流石に…
…………されてない…か
しょうがない、蓮月に聞くか
そう思い後ろを振り向くが、新入生の中に入ってしまったようだ
…じゃあそこの人に聞こう
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作者名:すなっく | 作成日時:2022年5月5日 19時