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私の沈んだ気持ちとは裏腹に、随分と陽気な雰囲気が漂っていた。
何でもない日のパーティー。
バラを塗る先輩も、飾り付けをする1年も、みんな笑っている。
腹立たしい、とは思わない。でも、不快であることには変わらない。
私も、渋々バラを塗っていた。
周りの寮生は、随分と、楽しそうだった。まぁ、要するに私の気持ちとは正反対。
····良いなぁ、私もあんな風に________________
でも、すべてが楽しげ、というわけではない。
「さっさとやれよ。」
「そうそう。
俺らが女王様に怒られちゃう。」
後輩に仕事を押し付ける、３年の先輩もいた。
「はぁぁぁ！？何で俺達が先輩の分までやんなきゃなんねーんだよ。
ぜっっっっっったいにやんねえ！」
「こら、エース！先輩に失礼だぞ！」
そして、そいつらに絡まれてるのは、この前シャンデリア壊した1年生の、
エースくんとデュースくん。
キレるエースくんをデュースくんがなだめているが、実際デュースくんもキレていた。
でも、内心、後輩に仕事を押し付ける、３年の先輩に私もキレていた。
なぜかはわからない。無性に腹が立った。
気づいたら、私はその先輩の元に向かっていた。
『ねぇ。』
「あ？お前誰····って、ファノオールじゃねぇか。先輩に対しての態度がなってねぇぞ。」
『····礼儀？
あぁ、仕事を押し付けるような、精神年齢子供なやつに礼儀なんて要らないよ。』
堂々と仁王立ちする先輩にわざと挑発した。
さっきまでこき使われていた1年は、
「あの、ファノオール先輩、」
「先輩、やっちゃってください！」
といいながら不安そうな目をしている。
私は苦笑し、
『大丈夫、ただ。
こいつらをちょっと操るだけだからね。』
と言った。
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ローズの薔薇 - ななしのヴィランズさん» 監督生も女子よ？夢主も女子だから同じく入学出来た。監督生はオンボロ寮...夢主は普通の寮...特別入学なのは女子がいる約束？なんじゃ... (2022年5月2日 20時) (
レス) @page14 id: afcb507146 (このIDを非表示/違反報告)
ななしのヴィランズ - なぜ男子校であるナイトレイブンカレッジに夢主が入学できているのですか？ 特別入学なんて存在しませんよー (2021年10月11日 16時) (レス) @page1 id: b2611adeda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹四葉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/buodsao/
作成日時：2020年12月13日 17時
