:三十三怪異 ページ34
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八「は〜イケメンが空から降って来ないかしら..」
突然夢のような事を語り出す寧々。
花「ヤシロ..」
蕐「寧々..」
八「別に本気じゃないもん」
良かった、とほっとする私。
八「現実とフィクションの区別くらいついてるもん」
蕐「だろーね」
流石についてなかったらやばい奴じゃん。
八「彼は見事悪霊を打ち祓い少女と結ばれるの..」
花「俺ら打ち祓われてるんだけど」
蕐「え、まじか」
?「そこまでだ!!」
蕐「お?」
頭上から青年の声が聞こえた。
だーれだ。
?「やっと見つけたぜ悪霊め!!」
蕐「は?」
どうやら頭のイカれた奴らしい。
光「かもめ学園中等部三年..源光だ!冥土の土産に覚えときやがれ!!」
蕐「ほー」
知らないな。
ていうか源ってもしかして源輝の?
蕐「え?源輝の..」
光「つーわけでオレはお前等を祓う!!」
蕐「..チッ..面倒くさい熱血少年だね..」
光「覚悟しやがれ花子共!!」
光は花子くんの方に一発くらわしていた。
花「祓うねぇ..君には無理だと思うけど?」
光「そうか?」
その瞬間謎の杖から放電される。
光「残念だったなァ花子」
花「..ッッ!!」
蕐「花子くん..」
途端に床に崩れ落ちる花子くん。
あれは..退魔具か。
私は花子くんの元へと駆けつけた。
寧々もこちらに駆けてくる。
光「これは我が源家に代々伝わる退魔具雷霆杖、持ち主の霊力を退魔の雷に変換して打ちだす例杖だ」
蕐「..あっそ」
私は溢れ出てくる殺気を隠さずに
相手を睨んだ。
光「!!..それに直接触れるとはとんだマヌケ野郎だぜ!!」
光は一瞬怯んだが
すぐさま私から目を逸らした。
光「二人共これで終わりだァ!!」
八「やめて!」
光「ぅあぶねっ..バッカ野郎!きゅうに飛び出してくんじゃ..ねぇ..です..」
蕐「は?」
急にへにゃぁっとし出す光。
私は光の態度の変わりように
あっけらかんとしていた。
八「花子ちゃん達は悪い怪異じゃないよ、私のことだって助けてくれたんだから!」
光「それは違ッ..います!!」
がしっと寧々の肩を掴む光。
花「あ、ごめんA..ありがと..」
丁度ムクリと起き出す花子くん。
取り敢えず花子くんが無事で良かった。
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林檎(プロフ) - 雨椿さん» 今までにない予感!?ありがとうございます..;;あらら..鼻血..□ヾ(・∀・`o)フキフキw更新頑張りますっ♪ (2018年8月29日 9時) (レス) id: 73ca39472a (このIDを非表示/違反報告)
雨椿 - 初めてこの作品を見つけた時は今までにない予感がしたので来てみたら花子ちゃんという可愛い女の子がいるじゃないですか、それにコロコロ変わる表情もなんとも可愛らしく萌えました(鼻血)続きが楽しみです!更新待ってます! (2018年8月29日 8時) (レス) id: bf28a6a1d3 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 木の実☆(このみ☆)さん» こちらでも萌えて頂きありがとうございます!!(?w)花子ちゃんはああ見えてもピュアな子なんでね..(o´・ω-)そんな事無いです、絶対!私もまっだまだなんで..;; (2018年8月24日 17時) (レス) id: 73ca39472a (このIDを非表示/違反報告)
木の実☆(このみ☆)(プロフ) - 萌えました…なんていうか、花子ちゃんの初々しい反応が良き…(´ー`)私の作品とは大違いですね。出直してきます(´・ω・`) (2018年8月24日 13時) (レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 夕張メロン(+ロボロ推し隊長はバナナさん» つかさくん可愛いですよね〜、夏彦くんもイケメンさんですよね!!私が聞けて得しました←作品書いてらっしゃるんですね!また覗きに行きます|ω・)チラ神だなんてありがとうございます..;;ダッシュで止めに行きますwしなないでくださいw (2018年8月18日 18時) (レス) id: 73ca39472a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎 | 作成日時:2018年8月16日 15時