壱：七不思議の花子ちゃん

：十五怪異 ページ16

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作戦二、お弁当作戦。




花「夏野菜をお弁当にして渡す！」






蕐「これなら行けるんじゃない？」


八「確かに！」





これはまともな案だと思う。





もしかしたら少しは


高レベルの輝ルート攻略に


近づけるかもしれない。






花「フツーじゃつまんないし、キャラ弁にしよう」





蕐「あ、これなんかいいんじゃない？」





レシピ本の120ページを開けて


寧々に提案した。




八「流石Aちゃん！これにする！」




兎や熊などいかにも女子って感じだ。





彼女が彼氏に作って渡すような


可愛いーお弁当をイメージして貰えると。











Ｍ「おっ、女子から？羨ましい奴ぅ」




前回シャツごと引き裂いてた男子が


揶揄う口調で輝に言う。





寧々、どんなお弁当作ったんだろ。





気になるから人に戻って


輝の教室の窓から覗きこむ。






蕐「げっ」





お弁当の中身は..ノーコメントで。




でも料理した事ない私からすれば


寧々が料理をしているのを見て


凄いなあ..と思った。




多分私が料理したら..


世界が滅亡すると思う。


した事ないからわかんないけどね。





輝が教室から出てきたので


怪異の時の姿へ戻る。





源「落し物だと思う、届けてくる」





颯爽と届けに行く輝。






八「やりすぎた」



蕐「寧々、失敗は成功のもと、次だ」




これも失敗してしまった。




でも寧々の恋の為だ。


頑張ろう。





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