:十二怪異 ページ13
×××
先「えー、じゃあ朝礼を始める」
おはようございまーす、
と気の抜けた生徒の達声。
蕐「……」
私は黙って窓の外を見る。
早く、終わんないかなあとか考えながら。
花「わっ」
突然窓の外に花子くんが。
蕐「……お」
今は花子くんは私と寧々にしか見えていない。
花子くんは開いてる窓から入って来る。
そして私の横へ。
蕐「……何?」
周りに聞こえない程度に話す。
花「朝はお疲れ様ー!!」
花「ちょっ……」
後ろからぎゅっとハグしてくる。
花「……それで本題なんだけど……」
耳元に口を近づけてくる。
蕐「……?」
花「なんか狐の仲間が追って来てるんだ……だから……抜けて?」
蕐「……はぁ……」
でもここで授業を抜けない訳にも行かない。
仕方ない。抜けるか。
先「以上だ。1限目は数学だ。準備しとけー」
蕐「せ、先生……」
その場でうずくまってみせる。
先生を騙すのは後ろめたいけど仕方ない。
先「おいおい……大丈夫か?蕐園爾さん?」
蕐「ちょっと無理です……」
あの後、早退の許可書を貰った。
私は花子ちゃんへと変わる。
花「いやー、ありがとう!!」
ニカッと笑う花子くん。
蕐「べ、別にいい」
そんな笑顔で言われちゃ断れる訳ないよ。
花「場所は……あの教室だよ」
蕐「げっ……」
朝呼び出された教室だ。
何故か謎のオーラが出ている。
花「あれきっとちょっと強い怪異のオーラだよねー」
蕐「……そうだね」
花「ま、これが俺らの役目だし……花子ちゃん行こー」
ふわふわと浮いて先へと進む花子くん。
蕐「……はいはーい」
私も追い付くように
出来るだけ早くついて行った。
×××
101人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
林檎(プロフ) - 雨椿さん» 今までにない予感!?ありがとうございます..;;あらら..鼻血..□ヾ(・∀・`o)フキフキw更新頑張りますっ♪ (2018年8月29日 9時) (レス) id: 73ca39472a (このIDを非表示/違反報告)
雨椿 - 初めてこの作品を見つけた時は今までにない予感がしたので来てみたら花子ちゃんという可愛い女の子がいるじゃないですか、それにコロコロ変わる表情もなんとも可愛らしく萌えました(鼻血)続きが楽しみです!更新待ってます! (2018年8月29日 8時) (レス) id: bf28a6a1d3 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 木の実☆(このみ☆)さん» こちらでも萌えて頂きありがとうございます!!(?w)花子ちゃんはああ見えてもピュアな子なんでね..(o´・ω-)そんな事無いです、絶対!私もまっだまだなんで..;; (2018年8月24日 17時) (レス) id: 73ca39472a (このIDを非表示/違反報告)
木の実☆(このみ☆)(プロフ) - 萌えました…なんていうか、花子ちゃんの初々しい反応が良き…(´ー`)私の作品とは大違いですね。出直してきます(´・ω・`) (2018年8月24日 13時) (レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 夕張メロン(+ロボロ推し隊長はバナナさん» つかさくん可愛いですよね〜、夏彦くんもイケメンさんですよね!!私が聞けて得しました←作品書いてらっしゃるんですね!また覗きに行きます|ω・)チラ神だなんてありがとうございます..;;ダッシュで止めに行きますwしなないでくださいw (2018年8月18日 18時) (レス) id: 73ca39472a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:林檎 | 作成日時:2018年8月16日 15時