好きが29個。 ページ30
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「けど、そろそろお返事聞かせて下さい。」
箍が外れたように怒鳴り散らして、本音という本音を一通りぶちまけた目の前のこの人は、僕の手をぎゅっと握っていて。
それはまるで、推しに初めて会いに来たオタクとアイドルの図。
正直、ここまで熱烈に告白する人を初めて見たというか。
元々の告白の仕方の概念って何なのか、よく分からなくなってきた。
「…、」
JM「そわそわしないでくれる？」
「だ、だって！」
ちらりとミカの顔を見ると、ばっちり目が合う。
いつもなら、きゃーだのわーだのひゃーだの発狂する癖に、今はというと、そわそわ落ち着きが無くて、じっと僕の返事を待っているみたい。
一行に離れてくれないであろう僕の両手を包むミカの手は、少なからず小さく震えていた。
JM「…ミカ、」
「は、はい！」
JM「君が僕の事を凄い大好きなのは分かった。」
まぁ前から知ってるんだけど。
それは置いといて。
JM「テヒョンに告白されたでしょ？」
「…え？」
僕が気になる事、ていうかずっと引っ掛かってたモヤモヤみたいなのは、多分これ。
目をぱちくりさせ、何で今それ…？と意味分からないとでも言うような顔をするミカに僕は質問を投げ掛ける。
JM「テヒョンに告白された時だけど。
ちょっとでも嬉しいって思った？」
「…」
JM「しかも丁度その時、僕とミカが全然話さなかった時だし。
…テヒョンとなら付き合ってもいいかも、とか思った？」
「…、」
もう終わった事なのに、しつこい質問だと思う。
ミカの目はもう僕の目とは合わせてくれず、お互い沈黙になるこの雰囲気に、僕は何故だかぎゅっと胸が締め付けられるような感覚になる。
だってきっと、僕の質問に黙りこくるって事は多少そう思ったって事だろう。
JM「…あのさ、」
「…？」
確かに、すれちがう前に僕が行動を起こさなかったのも悪い。
気持ちを伝えるとか言いながら、結局はこうやってぐだぐだ遠回りしながらじゃないと出来ない。
戸惑うようにこちらを見つめるミカと視線を合わせて、今までずっと繋がっていた手をぎゅっと握り返す。
JM「…あんまり言いたくなかったんだけど。
僕、今どうしようもなくテヒョンに嫉妬してる。」
「…」
JM「だから僕は＿」
「…え？
ちょ、え？」
…あぁ、やっぱり。
緊迫詰めた表情から不意に拍子抜けた顔になる彼女を見て思う。
…本当、ミカの前だと全然かっこつかないな、僕。
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湯海(プロフ) - もゆさん» 胸キュン！その言葉待っておりました!!兎に角ツンデレが大好物の私なので、だいぶツンツンしすぎたかなぁなんて反省してましたが、ジミンの小さなデレにときめいて貰えて嬉しいです(*^^*)どうか、もゆさんにも私にも素敵な恋が訪れますように…(合掌) (2020年11月18日 21時) (
レス) id: 72dd3534eb (このIDを非表示/違反報告)
もゆ - っもう、胸きゅん度が致死量を超えました！！！！！こんな恋がしたいと本当に思える作品でした…！素敵な御話、ありがとうございました! (2020年10月19日 22時) (レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
湯海(プロフ) - にこさん» わわ、こんな長きに渡って完結した作品を最後まで読んで頂きありがとうございます｡°(°´д`°)°。新作もぼちぼち書いておりますので…是非またコメント欄でお会いしましょう(*^^*) (2020年9月14日 18時) (レス) id: 72dd3534eb (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！これからも応援しています！ (2020年9月13日 21時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
湯海(プロフ) - ひーちゃんさん» ふふふ、もう我慢出来ずにいきなりキスシーン書いてしまいました(照)そして伝えきれない程愛してるのはこちらの方です！！更新する度にコメントをくれてありがとうございます(*^^*)本当に本当に本当にひーちゃんさんが大好きです(*^^*) (2020年9月13日 13時) (レス) id: 72dd3534eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湯海 | 作成日時：2020年7月30日 19時
