好きが15個。 ページ16
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時は経ち、あれから数週間後。
毎日変わらず放課後は一緒に帰ってるし、お昼は隣同士で食べるようになったし、前よりは話しかけてくれるようになったし…
もう何もかも嬉しすぎて万々歳！
このままデート行けちゃうかもしれない！
「チョンー、悪いがこ日程表まとめてれないか？」
「しおり？何処か行くんですか？」
「あぁ、夏休み明けて9月にな。
で、帰宅部で暇なやつもう一人いるからこれまとめてくれ。」
「無理で」
「やれ。」
「…はい。」
なーんて思った矢先にこれだ。
職員室の前を通ったら、担任に渡される大量のA4用紙。
一番上の紙には、持ち物、日程、その他諸々がずらりと記入されている。
「失礼しまうま。」
TH「あー、やっぱりミカだ。」
「どうもミカです。」
そして、帰宅部暇な奴&隣のクラス。
こうきたらもうテヒョンしかいない。
私が前のドアをスコーンと勢いよく開けたら、彼は真ん中の席に脱力して座り出迎えていた。
「…ね、早く終わらせるよ。」
TH「何で？」
「そんなの。
ジミン君が待ってるからだよ。」
そう、私はこんなところで放課後にちまちまプリントをまとめている暇なんてない。
ジミン君と放課後帰るという、リオの出任せから始まった嬉しすぎるこの展開は、今でも現在進行形であるからだ。
それに、男子と2人で作業とか勘違い要素満々で嫌だし、先に帰られたりしてたら、ショックで私は寝込む。
「と、言うことで…はい！」
TH「げぇ、こりゃまた多いな〜」
「文句言うなら手を動かした！さぁさぁ！」
項垂れるテヒョンを軽く励ました後、プリントを机の端に置いて、今までにないくらいの集中振りを発揮し、ひたすらホッチキスを動かす。
そうすると、目の前で一枚一枚ゆーっくり作業するテヒョンがくすりと鼻で笑った。
「…何笑ってんの。」
TH「え？なんか、本当にジミナの事好きなんだなって思って。」
「当たり前でしょ。大好きだよ。」
私多分、ほぼジミン君のために生きてる。
この大きすぎる私の愛は、猿でも伝わると思うよ。
TH「やっぱりミカは素直。」
「あ、それこの前も聞いた。」
TH「だって、ミカのそういうところ好きだから、言っちゃう。」
「……」
ふへ、と、小さい子が欲しいもの貰って喜んだ時みたいな感じに嬉しそうに顔を綻ばせて微笑むテヒョン。
ただ笑っただけなのに、魔法がかかったように体がかちん、と固まるのは何故だろうか。
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湯海(プロフ) - もゆさん» 胸キュン！その言葉待っておりました!!兎に角ツンデレが大好物の私なので、だいぶツンツンしすぎたかなぁなんて反省してましたが、ジミンの小さなデレにときめいて貰えて嬉しいです(*^^*)どうか、もゆさんにも私にも素敵な恋が訪れますように…(合掌) (2020年11月18日 21時) (
レス) id: 72dd3534eb (このIDを非表示/違反報告)
もゆ - っもう、胸きゅん度が致死量を超えました！！！！！こんな恋がしたいと本当に思える作品でした…！素敵な御話、ありがとうございました! (2020年10月19日 22時) (レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
湯海(プロフ) - にこさん» わわ、こんな長きに渡って完結した作品を最後まで読んで頂きありがとうございます｡°(°´д`°)°。新作もぼちぼち書いておりますので…是非またコメント欄でお会いしましょう(*^^*) (2020年9月14日 18時) (レス) id: 72dd3534eb (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！これからも応援しています！ (2020年9月13日 21時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
湯海(プロフ) - ひーちゃんさん» ふふふ、もう我慢出来ずにいきなりキスシーン書いてしまいました(照)そして伝えきれない程愛してるのはこちらの方です！！更新する度にコメントをくれてありがとうございます(*^^*)本当に本当に本当にひーちゃんさんが大好きです(*^^*) (2020年9月13日 13時) (レス) id: 72dd3534eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湯海 | 作成日時：2020年7月30日 19時
