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男「おい、何俺ら無視してイチャついてんだよ」
俺達の会話を律義に聞いて待っていた男達が、とうとう痺れを切らしたらしい。
それもそうだろうな、さっきまで口説いていた女が別の男と親しげに話しているんだから。
むしろよく待っとったな。
実は真面目か？
Me『ん、誰？お前の知り合い？』
Ut「いや、さっきAちゃんナンパしとった奴やん」
Me『お前にちゃん付けされると殺したくなるな……って、俺ナンパされてたのか？存在すら気付かんかった』
ヒソヒソと話す俺達。
Aはどうやら彼らに気付いてすらいなかったらしい。
無視以前の問題だった。
Me『悪いな、お断りします失せやがれください』
キパッとそう言い放ったAちゃんに、思わず口が開く。
何で喧嘩売ってんのこの子!?
男「はぁ!?」
男「この……」
男達が逆上する前に、Aの腕を取って走り出す。
Ut「逃げるで!!」
Me『え、ちょ……』
待てと言うAを無視して強引に引っ張りながら走る。
男達はしばらく追って来ていたが、しばらくすると諦めたようで姿が見えなくなった。
Ut「っはー、撒けたわ……」
Me『……ちょ、ま……キッツ……無理……』
後ろを確認する俺の隣で、Aは息も絶え絶えにしゃがみ込んでいる。
Ut「バテんの早ない？」
そこまで長い事走っていた訳ではないのに、と完全に死にかけているAの背中をさすりながら声をかける。
Me『こち、とら……半引きこもり、の生活、してん……だよ。体力なん、てある……か』
息切れしながらも半ギレでこちらを睨むAに、両手を上げて降参を示す。
取り敢えずは撒けたので、しばらく静かにして息を落ち着かせる。
Me『……急にキレるとか、怖いナンパ野郎だな』
復活したAはそう言いながらゆっくりと立ち上がる。
Ut「いや、あれ確実にAちゃんが煽っとったやん」
Me『え、そうか？そのつもりはなかった。ただ単にウザかったから早急に失せて欲しかっただけなのに』
Ut「それなんだよなぁ……」
Me『？』
キョトンとした顔をするAは、本当に分かっていないようだ。
Ut「いや、なんもないわ」
諦めてそう返すと、Aはふぅん、と少し不思議そうに返事をした。
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ロル(プロフ) - いつ見ても11話の最後のラインが好き……(もちろん全部好き) (2020年10月7日 22時) (
レス) id: 13b383caa5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 好き…結婚しましょ〜！！ (2020年9月1日 20時) (レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
ハルル - 全部設定読みました！褒めて下さい！(何処の犬だよ)すいませんでした。神様澪様申し訳ありません。あ、でも褒めて下さ(殴 (2020年5月12日 21時) (レス) id: b25bc8c008 (このIDを非表示/違反報告)
たまごすーぷ - 神様！(初コメ失礼します)…おっと本音と建前が逆になってしまいました許せ下さい()更新頑張ってください！ (2020年3月22日 19時) (レス) id: 3bf718bde9 (このIDを非表示/違反報告)
リディー - 澪 -Rei-さん» 大丈夫、投げられた石全部ぶっ飛ばすんで。ホームランして投げたやつの顔面にシューーート！します(？) (2020年1月12日 23時) (レス) id: 18f9de17d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澪 | 作成日時：2019年12月12日 1時
