検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:352 hit

4ページ目 ページ6

そらるさんが桜井さんが記憶喪失だ、って言い出した。

でも、自分の名前言えてたよね…?

桜井さん…不思議な人だなあ

ガリガリに痩せてるし、肌は焼けてるし、黒髪。でも、それなりに美人さんだ。

どうしてあのとき倒れたのだろう
どうして自分がすんでいた町が分からないのだろう
どうしてそんなに怯えることがあるんだろう

謎だらけな人だなあ…

記憶喪失だとしたら医者が言う筈だ。
だって僕らが来る前に5分ほど話してたし…

何なんだ。

もしかしたら名前がない、街。だったりしないだろうか?



知っていることは名前、だけ。

そこから先は、未知。だ

そらるさんと話し込んでいると背後から視線が突き刺さる

振り向くと桜井さんがじっとこちらを見ていた。

「あの…先程から仰っているきおくそうしつ?とはなんのことでしょうか?用がすんだら帰りたいのですが。」

そう言って立ち上がろうとする桜井さん。

だが、当然のようにフラフラと力無く倒れかける。

栄養失調と聞かされていたのでまだ寝ていないと行けないのに!

するとそらるさんが桜井さんに駆け寄り、受け止める。

「まだ充分に回復してないんですから、安静にしておいてくださいよ?」

うわあ、かっこいい。僕が女性だったら完全に惚れてるわ。

何か僕も出来ないかと思い、ベットに桜井さんを誘導させた。

ふぅ。よくやった、自分!

くすっと笑う声が聞こえる。

「ああ!そらるさん、今笑ったな!」

そういって、恥ずかしくて泣きそうになりながら怒ると第2の笑う声が聞こえた。

え?だれ?

「桜井さん…笑った?…」

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←3ページ目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:歌い手
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:星都 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年10月17日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。