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『はぁ…おにーさん、あの人だかりの中の金髪見えます？』
「へ？あー…って、男？！」
『そ。あれが私の連れです』
そういうとポカンと口を開けたまま動かない。
まぁたった1人であの人数だから驚くのも無理ないか。
動かないでいる隙を狙って急いで蘭ちゃんたちのところに戻った。
ｹｯ、私に見合う男になってから出直せ。
「あ！Aさん！」
『ごめん、ちょっと遅くなった！』
「ごめんなさい、私の身代わりに…」
いーのいーの。それより今は透くんの方どうにかしないとだよね。
ってことで、こんな時こそ少年探偵団。
……と言いたいが子供である時点であの人だかりに行ったら危ない。
『しゃーなし、私行ってくる！みんな先に遊んでていいよ』
「「えっ？！」」
つけていたサングラスを頭の上に乗せて人だかりに突っ込んだ。
うえ、思った以上にぎゅうぎゅう詰めだ。
みんな胸やおしりが当たろうとお構い無し。透くんの連絡先をゲットしないと気が済まないらしい。
中心地である透くんのところについた時にはゲッソリしていた。
……ま、ここまで来たしそんなこと言ってらんないよね。
『ちょっとダーリン？私のこと放って何してるの？』
「……ああ済まないね、ハニー」
『ん"っふwww』
冗談交じりで腕に抱きついて一芝居加える。
まさか透くんが乗ってくれると思わなかったから思わず吹き出したんだけど。
背中を強くつねられて笑いが止まる。ごめんて。
お前が始めたんだろうみたいな目しないで。
そんなやり取りを見ていた周りの女性たちはアホ面になっている。ごめんね連れがいて。
中には「なんなのこの女」といった顔をしている者もいた。
『あら、ごめんなさいね。ダーリンは私のなの♡』
普段あまりしないような満面の笑みで嫌味ったらしく言う。あ待ってほっぺつりそう。
おねーさんたちはそれがイラついたのか知らないけど顔を真っ赤にさせて飛びかかってきた。
長い爪がついた手で肩を引っ掻かれる前に透くんが手を回して私を胸元に押し付ける。
……相変わらずの筋肉ですこと。
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あすか@暇人(プロフ) - 初コメ失礼します。続編突入おめでとうございます！続編のリンクをこちらと繋げていただけると嬉しいです…。 (2022年6月3日 20時) (
レス) id: a2dc34f4dc (このIDを非表示/違反報告)
かしわ(プロフ) - milkさん» じんぺーちゃん妹バカなんです笑 (2022年5月24日 7時) (レス) id: e8da3e8314 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - ヤバい、最後の松田さんのところ最高に面白い (2022年5月23日 21時) (レス) @page28 id: 7df2c50704 (このIDを非表示/違反報告)
かしわ(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年5月23日 12時) (レス) id: e8da3e8314 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2022年5月22日 23時) (レス) @page27 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かしわ | 作成日時：2022年5月20日 19時
