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「そうだ」
『ん？』
はた、と思いついたように立ち上がる零くん。
それから寝室にいって紙袋を持ってきた。
なにそれ。
非常に女性向けのデザインをしている。
『くれるの？』
「あぁ。貰ってくれたら嬉しい」
開けてみるとそこには可愛らしいワンピースが。
すごくふわふわしてて、なんか、タオルみたい。
水色がベースで所々にフリルが付いている。
……ん？もう一個入ってる？
『…嘘じゃん…』
今度は真っ白なエプロンスカート。肩紐にも裾にもフリルがふんだんに使われている。
え、もしかしてこれ着ろと？
零くんを見れば｢ちょっと着てきてくれ｣といい笑顔で言われてしまった。
背中を押されて浴室に来てしまった。てか待って、零くんがこれ買ったの？ま？？
「そうだ、着ないで出てきたら力づくで…」
『分かったよ着るよ！！』
着させられるほうが嫌なので渋々着替えた。
……？あ、もしかしてこれアリス…？
私が着たワンピースはエプロンスカートも合わせると童話でよく見る不思議の国のアリスのような格好になった。
私はドアの隙間から声をかけた。
『…………着替えた、けど』
「……似合ってるな」
『26にもなってこんなヒラヒラワンピを着ている私に対する嫌味か？？』
「誰もそんなこと言ってないだろう？」
羞恥心から顔が熱くなる。
くそう、なんでこんな…！！！
可愛く鳴きながら足元に擦り寄ってくるハロが何よりの癒しだ…。お前のパパがドSだよ…。
「……そんな顔しなくても、ちゃんと可愛いよ」
パシャ、とシャッター音が聞こえる。
おいこら写真撮んな。
『消して！』
「聞けないお願いだな」
絶対黒歴史になるのに！！！
高く挙げられたスマホに手を伸ばす。チッ、届かない。
零くんの肩に手をかけてジャンプしても届かないのなんでだよっ！私はこんなに頑張ってるのに！
「…よっ」
『うひァ？！』
ジャンプをしていると体が宙に浮いた。
なんということでしょう、零くんが私を横抱きにしています。
変な声出たんだが！？
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あすか@暇人(プロフ) - 初コメ失礼します。続編突入おめでとうございます！続編のリンクをこちらと繋げていただけると嬉しいです…。 (2022年6月3日 20時) (
レス) id: a2dc34f4dc (このIDを非表示/違反報告)
かしわ(プロフ) - milkさん» じんぺーちゃん妹バカなんです笑 (2022年5月24日 7時) (レス) id: e8da3e8314 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - ヤバい、最後の松田さんのところ最高に面白い (2022年5月23日 21時) (レス) @page28 id: 7df2c50704 (このIDを非表示/違反報告)
かしわ(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年5月23日 12時) (レス) id: e8da3e8314 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2022年5月22日 23時) (レス) @page27 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かしわ | 作成日時：2022年5月20日 19時
