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『あれ、佐藤さんに高木刑事！偶然ですね！』
「Aちゃん！あなたもお墓参り？」
『えぇ、まあそんなところです』
律儀に手を合わせてくれていたのは佐藤さんと高木刑事だった。…今日は、伊達さんの命日でもあるからな。
私は買ったお花を挿してお線香をあげる。
『……今年も来たよ、お兄ちゃん』
お墓の横に置いてあった箱の中に持っていた手紙を入れる。今年で三通目っと。
先に来ていた2人は本庁に戻り、入れ違いで零くんが来た。
それぞれ思いのうちを語る。
今大きな事件があってものすごく忙しいだとか、うちのお母さんがぎっくり腰したとか｡
そんな、他愛もないことを。
『零くんもどう？』
「僕は遠慮しておくよ」
私は安定にタバコを1本加えて火をつける。
何回か吸ってからお墓に向かって煙を吐き出す。
『へへ、受動喫煙〜♪』
「君も良くやるな」
まあね。
どうせ私が月命日にも来てること知ってるんでしょ。
『そうだお兄ちゃん！あのね、この前零くんがめちゃくちゃカッコイイこと言ったんだよ。僕のた』
「バッッ！！やめろ！！」
『むぐぐぐぐ』
なんだなんだ照れ隠しか？？
粋なこと言ったくせになぁ(煽り)
照れてないと言いつつも耳を真っ赤に染めてる零くん。
ウブかよ。
『……』ｼﾞｯ
「………なんだ」
『…ﾌｩｰ』
「うわっ、やめろ！っけほ、げほっ」
煙でむせて怒っている零くんを他所に私は舌をべ、と出した。しーらない(当事者)
ねーお兄ちゃん、零くんおこりんぼだよねー。
短くなった煙草を携帯灰皿の中に仕舞う。
『じゃ、また来るね。お兄ちゃん』
頬を伝った涙には気づかない振りをした。
横から伸びてきた手が私の頬をグイッと擦る。
『……れーくん』
「相変わらず泣き虫だな」
『うるさいよ』
・
『零くん私アイス食べたい』
「まず煙を吹きかけた件についての謝罪は？」
『ハーゲンね』
「おい」
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あすか@暇人(プロフ) - 初コメ失礼します。続編突入おめでとうございます！続編のリンクをこちらと繋げていただけると嬉しいです…。 (2022年6月3日 20時) (
レス) id: a2dc34f4dc (このIDを非表示/違反報告)
かしわ(プロフ) - milkさん» じんぺーちゃん妹バカなんです笑 (2022年5月24日 7時) (レス) id: e8da3e8314 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - ヤバい、最後の松田さんのところ最高に面白い (2022年5月23日 21時) (レス) @page28 id: 7df2c50704 (このIDを非表示/違反報告)
かしわ(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年5月23日 12時) (レス) id: e8da3e8314 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2022年5月22日 23時) (レス) @page27 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かしわ | 作成日時：2022年5月20日 19時
