別れ ページ16
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次に目を覚ましたのは、多分その日の夜だった
その時にはもう既に目が見えなくて、耳は…多少聞こえるという感じだった
ただ、起きたことに安堵した
『……ぅ』
ちいさくうねると、私のベットを囲んでいるであろう人たちの気配が一斉にこちらを向く
あれ、お昼の時より少ないな…
部屋を探ってみると他の人は離れた場所にいるようだった
｢A？起きたのかい？｣
｢姉上…！｣
｢あぁ、良かった…良かった…｣
私の右側には父上、母上、五つ子がいるようだった
そして左側は…出久と焦凍、かな
『…父上。私は、産屋敷家に仕えることが出来たこと、貴方様の娘でいられたこと、誠に光栄でございました。
感謝しても、しきれません。本当に、ありがとうございました。
先立つ御無礼、どうかお許しください』
本当の娘のように、姉のように慕ってくれて、ありがとうごさいました
寝たままそこまで言って、やはり起きた方がいいだろうと体を起こした
思うように動かなくて、父上の手を煩わせてしまった
手を使って出久の場所を探す
ぎゅ、とかたく、ゴツゴツした手が私の手を包む
『…出久。』
｢っ｣
『また、置いて逝ってしまうことを、どうか許してね。
貴方なら大丈夫だから。きっと強くなれるわ』
そこまで言うと、握られていた手に強く力が入った
そしてポタリとあたたかい何かが落ちてくる
｢一緒にいてくださいますと、姉様は以前言っておられたのに…。本当に酷い方です、姉様は。｣
手を額に持っていかれ、そのまま出久は嗚咽を漏らしていた
『焦凍は…私がいなくなったからって、追いかけてきちゃダメ。できるでしょう？…私の自慢の兄様ですもの』
焦凍を弟だなんだと言っていたが、実際には兄のような存在だったのだ
鬼殺隊に入隊してから沢山稽古をつけてくれたし、誰よりも相談に乗ってくれて、気にかけてくれたのは…兄様であった
｢…俺は、Aがいなくても、何百年と生きた。だがお前が来てから俺は、変わったよ。
初めて家族のような存在を感じた。
初めて人を愛おしいと思った。
…俺は初めて、__________｣
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あの - デク,しょーとが雄英に勤めて夢主と会った後を書いて欲しいのですがよろしいでしょうか？ (2021年9月23日 13時) (
レス) @page21 id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)
かしわ(プロフ) - あのさん» 番外編ですか！了解です！番外編であればリクエストも受け付けておりますので、見たいシチュがあれば！あと、一生に一度の願いはこんな所で使わなくても大丈夫ですよ笑もっといいことに使ってくださいね (2021年9月19日 7時) (レス) id: e8da3e8314 (このIDを非表示/違反報告)
あの - あの...かしわ様((￣_｜ I一生に一度のおねがいですm(_ _)mスライディング土下座( ﾉ;_ _)ﾉ((殴(°o°C=(_ _; すいません( ノД`)…番外編を書いて欲しいのですがよろしいでしょうか?? お返事待ってますーーースライディング土下座( ﾉ;_ _)ﾉ (2021年9月18日 20時) (レス) id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)
かしわ(プロフ) - ペルナさん» いえいえ！解説下手っぴですみません…（笑） (2021年7月20日 22時) (レス) id: e8da3e8314 (このIDを非表示/違反報告)
ペルナ(プロフ) - 解説ありがとうございます (2021年7月20日 20時) (レス) id: 1574ce3f69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かしわ | 作成日時：2021年5月3日 12時
