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終戦 ページ41
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眩い朝日が私たちを照らす
勝った…本当に勝った…
気が抜けた私は力なく地面に座る
｢早く誰か来い！Aがやべぇぞ！｣
1番の重傷者である私の周りに隠が集まって治療を始める
そんなことは、今の私にはどうでも良くて
ただ、ただ童磨に勝ったということだけが、何より嬉しい
『…』
｢ちょぉｯ?!姉さん?!痛い痛い！！｣
夢かと思って出久の頬をつねる
痛いって言ってるから夢じゃない…
｢A…｣
『しょーと…』
私の次くらいに重傷な焦凍は、私と出久を同時に抱きしめた
｢やったぞ…もう鬼はいない…。
本当に、よくやった…｣
『っうん…う''んｯ…!!』
｢2人とも怪我すごいんだから早く治療してもらいなよ…｣
そんなこと言いつつも抱きしめられてる癖に何を言うんだ出久
焦凍の背中にそっと腕を回す
片手だけなのがどうももどかしかった。
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作者名：かしわ | 作成日時：2020年10月17日 14時
