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EPISODE8 ページ9

日直をきっかけにそれからは結構喋るようになった。

心なしか笑顔も増えた気がする

最初の頃は名前を呼ぶたびに照れてたけど今では大分慣れたみたいだ。



少し残念…


俺って結構…Sなのかもな





最近角名と、喋ることが増えてからついでに面倒事が一つ増えた。



机の中から教科書を取り出し移動教室に行こうとすると、中から一枚紙切れが出てくる。


内容は


『角名くんに近づくな。ビッチ』




女の子であろう可愛らしい字で書かれていた。
可愛らしい字にしては内容は全く可愛くない

フッ

つい、鼻で笑ってしまった

まぁこんなの何回かあったし一枚程度なら気にもしないが今月に入って同じような内容の紙がもう4枚も入っている。




筆跡が4枚とも同じ為恐らく同一人物の仕業。

席替えをした日厄介な席だと思ったが予想以上に早かった。



はぁー



どうするべきか…







放置しとけば、飽きてくるかと思ったけど…



余計悪化してるし


まぁ、だいたい誰の仕業か予想はついてるけど

はぁー、いい事無いな。


「なぁ佐野さんさぁーちょっとええ?」

おやおや、噂をしていれば恐らく私に嫌がらせしているであろうテンプレ女。

名前?名前なんて覚える気がそもそもない


「なんか用?」

少し睨んで、低めの声を出すと少しビビって後ずさる。

そんな怖いならちょっかいかけなきゃいいのに


「ちょっと場所変えん?」

「別にいいよ」


そう言い、私達は人気のない場所に移動した。



最近Aちゃんの様子が、おかしい



___気がする




気のせいかもしれないけど


廊下を歩きながら、窓から外を覗く。



すると、奥から女子数人が出てくる
その中に、先ほどまで考えていた彼女の姿


え、今見えたのってAちゃん!?



一緒にいるのは、クラスの1軍女子か…

仲良くおしゃべりてっ感じの表情じゃないよな…





俺が、行っていいのか

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設定タグ:ハイキュー , 角名倫太郎 , 稲荷崎   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2021年5月20日 20時

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