#snow ページ33
事務所の会議室で会議の最中、ふと窓の外を見るとはらはらと雪が舞っていた
途端
蘇る幼少期の記憶
買い物に行ってくるね
今日はせっかく雪が降ってるんだからお外で遊んで待ってたらいいじゃない
そういって
俺を置いて
二度と帰らなかった母親の横顔
夜になっても迎えに来ない母を信じ続けた雪の中の凍てつくような寒さ
次第に遠のいていった意識
目覚めた時の絶望
愛を受けることさえできない自分への失望
涼「…Aくん？
行かないんですか？もうミーティング終わりですよ？」
あ「…涼太。
ごめん…笑笑 何の打ち合わせだったっけ？笑」
涼「へ？！！ Aくんがボーッとしてるなんて珍しいですね？」
あ「まぁそんな日もあるって！笑笑」
涼「いや開き直らないで！？」
あ「あんまり怒ってるとシワできるよー」
涼「ちょっとAくん？！！
なに今の！聞き捨てならないけど！！」
大丈夫
今の俺には仲間がいる
前とは違うんだ
もう今の俺は雪の中捨てられた無力な子供じゃない
同じ雪の日なのにこんなにも正反対の気持ちになるなんて
あの時の俺は思いもしなかっただろうな
なんてね…笑笑
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三做村匡(プロフ) - 続きが楽しみです。無理はしないでください (2020年5月31日 2時) (
レス) id: 148e7f1d83 (このIDを非表示/違反報告)
希良(プロフ) - はぁぁぁ、この小説大好きです！頑張ってください！更新待ってマース (2019年4月1日 16時) (レス) id: d990b4f588 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 面白かったです!!更新いつでも待ってます。お体に気をつけてこれからも頑張ってください!!応援しています。 (2018年3月22日 12時) (レス) id: 1e35ee97f0 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 青龍 葵さん» 少しずつ秘密を明らかにしていきたいと思っています！気長に待っていただけたら幸いです(^_^) (2018年1月15日 22時) (レス) id: beaaa9d513 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - Rayさん» リクエストありがとうございます！なるべくご期待に添えるように考えてみますね！(^^) (2018年1月15日 22時) (レス) id: beaaa9d513 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ | 作成日時：2016年10月18日 23時
