優しさのナイフ ページ43
おついちS
｢Aちゃーん！ご飯出来てるよ！！｣
リビングから呼びかけるも、返事はない
兄弟は仕事でいないとある休日、お昼まで部屋から出てこないことなんて、そうそうない、まして呼びかけに反応しないなんて事が無いAちゃんが
お昼の呼び掛けをしたというのに返事がないのだ
心配になり彼女の部屋まで行くと、中でなにか話し声が聞こえた
｢誰かと通話中かな？｣
するといきなり話し声が聞こえなくなって
開けていいかな なんて考えていると
開く前のドア、ドアを挟んで見えたのはフードを深くかぶったAちゃんだった
｢おはよう？なにかしてたの？｣
『おついち イタイ の好き？』
｢へ？踏まれたりするのは、、多少｣
何素直に答えてんだと思いつつ不思議でたまらない僕は顔を見ようと下から覗き込むと
刹那
視界が大きく変わり、背中にはひんやりとした感覚、腹の上には圧迫感 そして喉にもひんやりとした感覚
やはり速さではこの子には適わない
｢いきなりナイフ突きつけるなんて良くないよ？｣
『イタイ の好き？』
｢Aちゃんどうし、、｣
質問に答えないでいると、喉に当てられていたソレが僕の顔の横に刺さった
明らかにいつもと違う彼女に戸惑いながらも冷静に
腰からもう一つのソレを取り出した彼女は
面を僕の顔に滑らせる
その殺気だった彼女の表情に顔が強ばる
『いいですねぇその顔。もっと痛がる顔が見たい』
『血にまみれたおついちがみたい』
そういったと同時に大きくソレを振りかぶる彼女
どうすることも出来なくて、目を瞑る僕は
その時が来るのを待った
が
一向に痛みは来なく 不思議になり目を開けると
そこにはにっこり笑ったAちゃん
『んふふ、ごめんねおついちー！
ちょっとヤンデレとやらに憧れて！！！』
さっきまでの殺気立ったなにかは感じられず、声のトーンもいくらか違う彼女に戸惑うことしか出来ない
ひょいと僕の上から降り、床に刺さってるソレを抜き取る
『あら、穴空いちゃった。やりすぎたあ！！』
『ん？腰抜けちゃった？なら成功？
ほら掴んで』
にひっといたずらに笑った彼女は僕に手を差し出す
これは一本取られた
彼女の手を掴み立ち上がる
｢ほんとに殺されるかと思ったよ｣
『ごめんねー！今度は踏んであげるから、、、ね？おついち』
｢なら許す。｣
『ドMだ！』
いつ間とは少し違う昼下がり
『たまにはいいもんでしょ？』
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涼華(プロフ) - チョコザイ様！ほんとですか！？ありがとうございます！！！これからも頑張りマース！！笑 (2019年2月9日 0時) (
レス) id: f5d54145fb (このIDを非表示/違反報告)
チョコザイ(プロフ) - まさか！内容や作者様の最後にくる一言とかですw (2019年2月8日 17時) (レス) id: 0c07d49868 (このIDを非表示/違反報告)
涼華(プロフ) - チョコザイさんコメントありがとうございます！、、、それは多分文章力無さすぎワロタ。ってことですかね、、！？笑 (2019年2月8日 13時) (レス) id: f5d54145fb (このIDを非表示/違反報告)
チョコザイ(プロフ) - おもしろい。面白すぎる。面白すぎて笑い死ぬw (2019年2月7日 21時) (レス) id: 0c07d49868 (このIDを非表示/違反報告)
涼華(プロフ) - とろサーモンさん！いえいえ！リクエストありがとうございました、、、！期待に少しでも添えていたら幸いです、、笑笑 また何かありましたらよろしくお願いします！笑笑 (2018年7月15日 11時) (レス) id: 5ffb9fc649 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらふぁー
| 作成日時：2018年6月17日 20時
