何でも屋さんと一人の少女[2bro]

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『ふぅぅ〜さっぱりした。』

兄弟用と、おついちさん用のシャンプーなどがあり、


美容に気を使ってそうな、おついちんのをお借りした


『めっちゃいい匂い！』


入るまでは鬱だった気持ちも幾分か晴れた気がした


サラシ･･･は巻かなくていいか


タオルで体を拭きつつ考える



『おついちさんのシャツかな』



下着は流石にないから、自分の履いてくれとの事だった


半袖のTシャツに、袖を通すと


『流石にでかいか。』


ミニワンピみたいになった。


ズボン履いた方がいいかなぁ。

試しに履いてみると、


裾を引きずってしまうので、履かないことにした




『お風呂ありがとうございました〜！
おついちさんのですかー？このシャツ』

大きかったので、した履かないで、ミニワンピとして着てみました〜



なんてリビングのドアを開けながら話し、

一回転してみせる





何も反応がないので目線を3人に向けると



『へ？』





各々

弟｢Aちゃん！？した履かなきゃダメ！！｣
手で顔を覆ってる人もいれば

兄｢たわわや。｣
意味のわからないことを言ってる人

お｢スタイルいい〜｣
変態(兄者もだと言うことに気づいていない)




『自分のズボン洗濯機に入れちゃいましたし。
置いといてもらったズボン引きずっちゃうんですもん。。すいません。変ですよね。
お見苦しいものをお見せしました。
下はいてきますね。』


サッと戻ろうとしたら


兄｢変じゃねぇよ。けど、俺らだって男だ。
そんなん見せられて正気保つこっちの身にもなれって話。｣



よく分からなかったけど

『はい！すいません！』


着替えなくていいってことかな？



弟｢でもせめてこれは巻いてて！！｣


そう言って手渡された弟者さんのパーカーを腰に巻いた





お｢Aちゃんこっちおいで、髪乾かしてあげる｣


ソファーに座ってるおついちさんは

自分の足の間を叩く



『いいんですか〜！お言葉に甘えて！』

おついちさんの足の間にぺたりと座る






きもちぃ〜


お｢僕の使ったでしょ〜？｣

『はい、勝手にすいません』

お｢んーん、Aと同じ匂いになれて幸せ｣


首元に縋るように近づくおついちさん


いきなりの名前呼び と その距離に胸が高鳴る



なんかおついちさんにドキドキさせられてばっかだ。

なにか仕返ししたくて


『私も。おついちさんと同じ匂い。嬉しいです。』


ふふっと微笑むと



お｢おばか。｣







照れてくれたみたいだ。

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