兄者先輩 ページ8
兄「おい、Aいつまで待たせんだよ」
『ひぃ･･･だって帰る約束なんてしてな』
兄「あ？なんか言ったか？」
『･･･いえなんでもないです。』
今絶対聞こえてたじゃん、ばーかばーか
兄「A」
『はい！ごめんなさい！』
声に出して無いはずの心の声が聞こえていたのかと謝ると
兄「あ？何言ってんだ？これこらどーする？飯行く？」
『なんだ、良かった。てか、帰ってゲーム･･･』
兄「あーいいなそれ、そーすっか」
『え！！！うん！！』
珍しく直帰できる･･･！！
兄「俺の家でいいだろ？」
『･･･え？』
兄「は？まさかお前帰って一人でやる気？」
『圧倒的YES。』
兄「ったく、せっかく俺が遊んでやるって言ってんのに。」
別に頼んでない。こうやって組まれた肩はあなたにとったら拘束の意味でしかないだろうけど
こっちは胸が張り裂けそうなんだわ！！
兄「つーか、俺といたいだろ？」
ぷつりと何かのキレる音がした
組まれた肩を振りほどき距離をとる
『いい加減にして！！！
私が兄者先輩のこと好きなの知ってますよね。
なんなんですか？弄んでるんですか？私はあなたに遊ばれたいから気持ちを伝えたわけじゃない！！
ダメならダメで良かった･･･こんな曖昧な関係になるくらいなら･･･！！！』
こんなこと先輩に言ったって仕方ないのに、止まらない、止められない
『兄者先輩なんて･･･』
兄「言うな。」
『ちょ、やめ、みんな見てます』
焦って告げてみても温もりから開放されることはなくて
兄「悪い意地悪し過ぎた。
嫌いな奴をこんなに振り回したり、毎日教室まで迎えに行ったりしねぇよ。」
『振り回してるって自覚はあったんですね』
兄「お前なぁ･･･」
『先輩好きです』
兄「･･･俺も。」
『ちゃんと言ってくれないとわからないです』
兄「ちっ･･･」
『せーんぱーーーい！！！好きです！だーーいすきです！』
抱き締める力を強める
兄「うるせぇやつ。」
先輩の胸に埋めていた顔は彼の手によってあげられ
目の前には頬を赤く染めた彼
兄「A好きだ･･･」
重なっていた影が離れる
『顔真っ赤ですよ』
兄「うるせぇなぁ、お前もな」
弟「なーんで兄貴のキスシーンなんか見なきゃいけねぇんだよ」
兄「お、お前！」
『あ〜弟者君！』
弟「おめでとうAさん、兄者。
兄者やっとだね」
『やっと･･･？』
兄「あぁぁぁぁ！うるせぇ！帰るぞ馬鹿ども！」
弟「あ、俺も？」
end
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涼華(プロフ) - ロードさん！ありがとうございます！結局続編作りましたー！いわれるまであURL乗せてないの気付いてなかったです！！笑笑URL乗せておくので飛んでみてください！ (2019年2月3日 17時) (
レス) id: f5d54145fb (このIDを非表示/違反報告)
ロード - 新作楽しみにしてます！まだ出てないですよね？ (2019年2月1日 0時) (レス) id: 2635e6d835 (このIDを非表示/違反報告)
涼華(プロフ) - ロードさん そうですね、、笑ネタとか思い浮かばなくて。 ほんとですか、、。とても嬉しいです。頑張ります！ (2018年12月22日 12時) (レス) id: f5d54145fb (このIDを非表示/違反報告)
ロード - 涼華さん» 最新話読ませて頂きました。スランプなんですか！？そうとは思えない面白さです。めっちゃ癒されてます (2018年12月21日 20時) (レス) id: 2635e6d835 (このIDを非表示/違反報告)
涼華(プロフ) - ロードさん、ありがとうございます。圧倒的スランプですけど会いものが書けるように精進します。社会人様...仕事の疲れを少しでも癒せるような小説に励みます！！笑笑 (2018年12月21日 7時) (レス) id: f5d54145fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらふぁー
| 作成日時：2018年11月4日 11時
