2BRO短編・中編小説3！

匕首（学パロ） ページ1

｢きりーつ、気をつけーれー｣

おなしゃーす


気だるげに挨拶する俺らの高校、俺らのクラスは工業化の男だけのむさくるしいもので

男子校ってわけじゃない、入学当初は女子が2人ほどいたけど、気づいたら隣の学科に移っていた

まあ、無理はないよね･･･動物園だもんここ。

先生｢あい、おはようさん、んで今日は転入生が来てる、入れー｣


うわ、動物が増えんのか･･･飼育員側だといいな(？)

ドアが開く音と同時に入ってきたのは、髪型はボブで、ふわふわした感じの


『えっと、AAです、よろしくお願いします！』


女子･･･


｢｢｢うおーー！可愛い女子きたー！｣｣｣


先生｢うるせぇなてめぇら、Aはそうだな〜｣

弟｢はいはい！俺の隣空いてる！！｣

先生｢んじゃあの赤髪の隣に座ってくれ、弟者ついでに学校巡りでも一緒にしてやれ〜
じゃぁ俺からは以上、授業頑張れよ〜｣

出席簿をヒラヒラと振りながら出ていった先生を見届けてから、こちらに歩いて来る彼女


机に荷物を置いた

弟｢Aちゃんだっけ？｣

『はいAです！えっと･･･』

弟｢弟者です！弟者って呼んでね！｣

俺も俺も！とここぞとばかりに自己紹介をする動物ども



あれから軽いAちゃんの自己紹介を経て、

好きなものは、ネジとゲーム
食べ物はトマトがすきで、都外の学校から1人で来たこと

彼氏はいないこと

を聞いた



弟｢彼氏いないのか･･･｣

『弟者君･･･？』

隣を歩く彼女は心配そうな顔でこちらを見てる

弟｢あぁ、わりぃ、んでここが材料置き場。基本先生が用意してくれるけど、自分でやる時もあるから一応覚えといてね｣

『わかった！！！』

ざっくりとした学校巡りを終わらせて

弟｢こんな一気に説明して平気？｣

『うん！マッピングは得意だから！』

弟｢そうなの！？俺も！そういえばゲーム好きって言ってたよね、何するの？｣

『うーん、雑食だから基本なんでもする！
FPSもRPGも、レースもホラーもやるかな〜
女子なのに変だよね･･･？』

伏し目がちに話す彼女

弟｢え？なんで？俺今すっごい興奮してるんだけど、俺も基本いろんなゲームするから、一緒にやってみたいとか考えてた！それに好きな事があるのはいい事だと思うぜ！｣

『そんなこと言ってくれたの弟者くんが初めてだよ！ねぇ今日私の家来ない？！一緒にゲームしたい！』


弟｢A一人暮らしだよね！？｣
『？うん！』



ダメでしょ！無闇矢鱈に男を家に誘うのは！！

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