2BRO短編・中編小説3！

続き思い浮かばないので別のお話 笑 ページ37

お仕事で疲れたあなたを癒します


Red


『ただいま〜』

玄関を開けて靴を脱いでそのまま座り込む

朝からこっぴどく怒られ、後輩に迷惑をかけて、挙句の果てには残業

何もかも辞めてしまいたい


「おかえりA」
『んーおとじゃ〜』

「よしよし、Aは頑張ってるよ」
『んーんみんなに迷惑かけてばっか』

「そんなことないよ」
『もう逃げたい消えちゃいたい』

「A俺の目を見て？

嫌ならやめたっていい、逃げたっていい。

俺はそうならないように守るべきなんだろうけど･･･
現実問題それは難しい･･･

だからここで、Aの帰りを待つし、癒すし、嫌なことなんて忘れさせてあげるから


消えちゃいたいなんて言わないで･･･？」


私の涙を親指で優しく拭き取る弟者の目からも涙が


『なんで弟者が泣くのよ･･･』

「Aにばっかたくさん背負わせて申し訳ないって･･･」

『そんなことないよ、帰ってきたら弟者がいるって･･･
弟者の顔が早く見たいから頑張ろうって何回思って励まされたことか･･･』


親身になってちゃんとお話を聞いてくれる弟者さん



Blue


『ただいま〜』
「おー、おかえり、あ、また怒られただろ」
『なんでわかんのよ』
「怒られました〜って顔に書いてある」


私からカバンを受け取り雑に頭を撫でる

「腹減ってる？」
『まぁまぁかな』

んじゃちょっとまってて
そのまま自分の部屋に戻ったと思ったら
ヘルメットをふたつ持って


「ドライブでもいかがですか？」
『え、でも』
「んなぁー、いいから行こーぜ！
明日休みだろ？」


なんて連れ出されて、連れていかれたのは


『寒いよバカー！！！』
「俺にぎゅっとしとけって」
『なんで海なのよ！』

「叫んでみって、最近の鬱憤を
でけぇ海が飲み込んでくれるって」




『･･･自分のミスをあたかも自分が悪くないように振る舞うんじゃねぇ！！！
私はあんたと違ってちゃんと謝れる人間になる！

バーーーか！！アホー！！ハゲ！！』


「語彙力･･･」

笑ってるのは顔を見なくたってわかる

『兄者はない訳？』


「Aー！！！！！」


バイクを走らせながらこれでも買ってくらいでかい声で叫ぶ


「愛してるー！！！！！」


背中からお腹に回してる私の手に自分の手を重ねる兄者


『馬鹿。何言ってんの』

「ドキドキしただろ」


うるさい！なんて突っ込みつつも、愛してる なんて叫んだのはまた別のお話


ストレス発散に付き合ってくれるみたい

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